名言ナビ
→ トップページ
今日の
日本の文豪の名言
☆
12月15日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
いい馬はムチを当てられる前に気配で走る。
バカな馬は、ムチを当てられて痛いので走る。
もっとしょうもない馬は、それでも走らない。
(
幸田露伴
)
2.
力を持たない知性なんて、屁の役にも立たない。
(
三島由紀夫
)
3.
自分は一個の人間でありたい。
誰にも利用されない、誰にも頭をさげない、一個の人間でありたい。
他人を利用したり、他人をいびつにしたりしない、そのかはり自分もいびつにされない、一個の人間でありたい。
自分の最も深い泉から、最も新鮮な生命の泉をくみとる、一個の人間でありたい。
(
武者小路実篤
)
4.
よしよし、眠れるうちに眠っておけ。
明日はまた踏んだり蹴ったりされ、くやし泣きをしなくちゃあならないんだ。
(
山本周五郎
)
5.
「真面目になる」ということは、しばしば「憂鬱になる」ということの外(ほか)の、何のいい意味でもありはしない。
(
萩原朔太郎
)
6.
大地を一歩一歩踏みつけて、手を振って、いい気分で、進まねばならぬ。
急がずに、休まずに。
(
志賀直哉
)
7.
愛することは、憎むことを知る始めである。
(
永井荷風
)
8.
あの女のはだは、大ぜいの男を知っているかもしれない。
けれども、あの女の心は、おれだけが占有している。
そうだ、女の操(みさお)は、体にはない。
(
芥川龍之介
)
9.
昼は夢、
夜ぞうつつ
(
江戸川乱歩
)
10.
人間は、一緒に旅行をすると、その旅の道連れの本性がよくわかる。
(
井伏鱒二
)
11.
好人物は何よりも先に、天上の神に似たものである。
第一に、歓喜を語るに良い。
第二に、不平を訴えるのに良い。
第三に、いてもいなくても良い。
(
芥川龍之介
)
12.
この世にありては正義は必ずしも勝ちを占めず。
正邪時に相転じ、相反し、孝貞節義の人、往々にして無惨の死に終わることあり。
(
夏目漱石
)
13.
程よい怠けは生活に風味を添える。
(
梶井基次郎
)
14.
真面目とは実行するということだ。
(
夏目漱石
)
15.
人間は竹のように真直(まっす)ぐでなくちゃ頼もしくない。
真直ぐなものは喧嘩をしても心持ちがいい。
(
夏目漱石
)
16.
犠牲を清らかならしめよ。
自分を犠牲にした者は、自分を犠牲にしたことを忘れるのが、美しい犠牲の完成なのだ。
(
川端康成
)
17.
誰もが見て、これでこそ人間だと思う一個の人間、自分はそういう人間を実に愛する。
(
武者小路実篤
)
18.
山が来てくれない以上は、自分が行くより外に仕方があるまい。
(
夏目漱石
)
19.
戒めなければならないのは
味方同士の猜疑である。
味方の中に知らず知らず敵を作ってしまう心なき業である。
(
吉川英治
)
(
『三国志』
)
20.
武士はいざという時には飽食はしない。
しかしまた空腹で大切な事に取り掛かることもない。
(
森鴎外
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ