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今日の
日本の文豪の名言
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11月10日
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1.
人は決して倖(しあわ)せを避けて通る者ではない、
花を見ないで道を通ることはできない。
(
室生犀星
)
2.
自分でも何かのお役に立つのだ。
このことは喜びである。
この喜びは自分の一生が無意味でないことを示している。
このことを幸福に感じるのである。
(
武者小路実篤
)
3.
騙(だま)されないで人を愛そう、愛されようなんて思うのは、ずいぶん虫のいい話だ。
(
川端康成
)
4.
私は死力を尽して運命と戦います 戦うと云(い)うよりは運命を開こうと思います。
(
武者小路実篤
)
5.
酒を飲むと、修業の妨げになる。
酒を飲むと、常の修養が乱れる。
酒を飲むと、意思が弱くなる。
酒を飲むと、立身がおぼつかない。
──などと考えてござるなら、お前さんは大したものになれない。
(
吉川英治
)
6.
僕は詩人の顔と闘牛師の体とを持ちたい。
(
三島由紀夫
)
7.
戒めなければならないのは
味方同士の猜疑である。
味方の中に知らず知らず敵を作ってしまう心なき業である。
(
吉川英治
)
(
『三国志』
)
8.
キリストはみずから燃え尽きようとする一本のローソクにそっくりである。
(
芥川龍之介
)
9.
その女に捨てられたという時には、
多少なりと精神上に傷害を残す位な濃艶に狂激な女が欲しいのです。
(
永井荷風
)
10.
(結婚して)半年位経った頃は一番破綻の生じ易い時だという。
表には平和を装って居ても、腹ではいろいろな不平が萌(きざ)す。
(
田山花袋
)
11.
女の涙に金剛石は殆(ほとん)どない。
大抵は皆ギヤマン細工だ。
(
夏目漱石
)
12.
我々はしたいことの出来るものではない。
ただ、出来ることをするものである。
(
芥川龍之介
)
13.
意地の悪い人間は、その意地悪さを発揮する相手がいないと寂しいに違いない。
(
谷崎潤一郎
)
14.
日本の精神そのものが耐乏の精神であり、変化を欲せず、進歩を欲せず、憧憬讃美が過去へむけられ、たまさかに現れいでる進歩的精神はこの耐乏的反動精神の一撃を受けて常に過去へ引き戻されてしまうのである。
(
坂口安吾
)
15.
金は大事だ。
大事なものが殖えれば寝る間も心配だろう。
(
夏目漱石
)
16.
運命は、波のように、自分達を規則正しく訪れてくれるのだが、自分達はそれを千に一つも生かすことができないのだ。
(
武者小路実篤
)
17.
旧(ふる)いものを毀(こわ)そうとするのは
無駄な骨折(ほねおり)だ。
ほんとうに自分等が新しくなることが出来れば、
旧いものは毀れている。
(
島崎藤村
)
18.
青年(=青年作家)の仕事はこの(書く自我と書かれる自我との)分裂の過程を写すものであるだけに、一生のうちで一番困難な仕事だと思われる。
書く自我が確立される前に、書く自我と書かれる自我との分裂を書かねばならないのだから。
(
三島由紀夫
)
19.
若い頃のある時期には、
全く後から考えると汗顔のほかは無い、
未熟な精神的擬態をとることがあるものだ。
(
中島敦
)
20.
大義名分だの、不義は御法度(ごはっと)だの、義理人情というニセの着物をぬぎさり、
赤裸々な心になろう、
この赤裸々な姿を突きとめ見つめることが
先ず人間の復活の第一の条件だ。
そこから自分と、そして人性の、
真実の誕生と、その発足が始められる。
(
坂口安吾
)
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