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今日の
文章の書き方の名言
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3月30日
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1.
決められた時間で自分の意見を明確に理解させ、あるいは決められた字数で速く必要なものを書くことは、専門にかかわらず、きわめて重要なことです。
( 立川涼 )
2.
碑銘を記し、死者を悼むことは、ふるくから世界のどこでだろうと、詩人の仕事の一つだった。
(
長田弘
)
3.
小説家にとっては今日書く一行が、テメエの全身的表現だ。
明日の朝、自分は死ぬかもしれない。
その覚悟なくして、どうして今日書く一行に力がこもるかね。
その一行に、自分の中の集合的無意識に連綿と続いてきた“文化”が、体を通して現れ、定着する。
その一行に自分が“成就”する。
それが“創造”というものの、本当の意味だよ。
未来のための創造なんて、絶対に嘘だ。
(
三島由紀夫
)
4.
簡単なことを難しく述べるのは簡単だが、難しいことを簡単に言うのは難しい。
(
浅田次郎
)
5.
言葉の暴力は、心に深い傷を与えるんです。
(
金八先生
)
6.
人間は言葉と出会ったときから、思想的である。
(
寺山修司
)
7.
美しい感情を以(もっ)て、人は、悪い文学を作る。
(
太宰治
)
8.
お前の本当の腹底から出たものでなければ、人を心から動かすことは断じてできない。
(
ゲーテ
)
9.
「対話的な気持で書く」というのが書き方のコツだと思う。
自分の内部に甲乙二人がいて、
その両者がいろんなことを語り合う。
ああでもない、こうでもないと議論をして、
考えを深めたり新しい発見をしたりする。
そういう気持で考えた上で、文章にまとめると
うまく行くような気がします。
(
丸谷才一
)
10.
天才とは、いつでも自身を駄目だと思っている人たちである。
(
太宰治
)
11.
戦争は騒々しい張りのある歴史をつくり、平和は貧弱な読み物をつくる。
( ハーディ )
12.
短歌というのは、ある種の類感呪術というか、こっちで一人の男の腹を五寸釘でどんと打つと、向こうの三人くらいの男がばたんと倒れる、ふしぎに呪術的な共同性があって、……怪異なものだという感じがしますね。
(
寺山修司
)
13.
ほとんどいつも私は、自分自身との対話を書いている。
私自身と二人っきりで話していることを、書いているのだ。
(
ヴィトゲンシュタイン
)
14.
わたしたちは、ことばというものを、それぞれの頭の中、心の中にもっている自分の字引きによって理解します。
めいめいが胸にもつその自分の字引きが、どんどん薄くなってきているのではないか。
感じ、考え、思うことを、自分のことばで、きちんと、生き生きと言い表すということが、びっくりするほど下手になってきている。
(
長田弘
)
15.
〈芸術的〉という、あやふやな装飾の観念を捨てたらよい。
(
太宰治
)
16.
人生とは、(私は確信を以て、それだけは言えるのであるが、苦しい場所である。
生まれて来たのが不幸の始まりである。)ただ、人と争うことであって、その暇々に、私たちは、何かおいしいものを食べなければいけないのである。
(
太宰治
)
17.
考えることが快楽でない人は
精神の字にかならず(こころ)とルビを振る。
(
長田弘
)
18.
悲劇とは、理想主義者が理想を貫き死んでいくリアルを描く。
一方、喜劇とは、愚か者である自由を描く。
なりふりかまわず、みっともなく、あらゆる困難から逃げ回り、そして生き抜く。
(
佐藤忠男
)
19.
人は何でできているか。
人は言葉でできている、そういう存在なのだと思うのです。
言葉は、人の道具ではなく、人の素材なのだということです。
(
長田弘
)
20.
見つめるものは、何であってもかまわない。
ただ何を見つめようと、まずそこにある言葉に心をむける。
そこから言葉のありように対する感受性を研いでゆくようにすることを怠らなければ、目の前にある状況というのは、きっとまったく違って見えてきます。
(
長田弘
)
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