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101.
それぞれの日々のなかに、ここにいない人(=死者)と語らうことができる、そういう場所をつくる。
つくってきた。
自分のうちに、そういう場所をもつ、たもつ。
ここにいない人と語らうことができる場所というのは、ここにいない人がそこにいると感じられる場所です。
(
長田弘
)
102.
わたしたちの中にいる自分は、
言葉をもたない自分です。
あるいは、言葉に表すことのできない自分です。
そうした無言の自分を、
どんな言葉よりも雄弁に、もっとも的確に、もっともよく語ってくれるような
親しい物、なじんだ物、懐かしい物、
そうした物が何か。
それがその人の、その人らしさそのものを顕わすものであるということ。
ちょうど、死者があとに遺す形見とよばれるものが、
その人のその人らしさを宿す物、
その人の記憶をとどめる物であるように。
(
長田弘
)
103.
戦争はいくら強調してもしたりないほど酸鼻なものである。
しかし、酸鼻な局面をほんとうに知るのは死者だけである。
「死人に口なし」という単純な事実ほど戦争を可能にしているものはない。
(
中井久夫
)
104.
(戦争の)酸鼻な局面をほんとうに知るのは死者だけである。
戦争そのものは死そのものほど語りえないものかもしれない。
(
中井久夫
)
105.
花満ちて死者に無限の夜のありぬ
(
篠崎央子
)
106.
われわれは死者のことをなるたけ早く忘れたいのです。
憎まれ嫌われていた死者のことほど
早く忘れたいのです。
そのためにはほめるに限る。
ですから死者に対する賞讃には、
何か冷酷な非人間的なものがあります。
(
三島由紀夫
)
107.
死者はいつも生者のダシに使われている。
死者はそれにも抗議できない。
(中略)しかし、それは、われわれの行為の合理化になってはならない。
(
柄谷行人
)
108.
ある人間が死ぬことは、彼がその一点を占めていた諸関係に空白ができることであり、生き残った者はそれを埋め、彼をしめだして新たに諸関係を再編成しなければならない。
そうでない間は死者はまだ生きているのだ。
(
柄谷行人
)
109.
われわれは透明人間にはなれないにしても、
いきている誰彼の目を盗んで
何かをすることはできる。
しかし、死者の目を逃れることは可能であろうか。
このように考えると、
死者の目によって定位されることの重みが了解されるだろう。
(
河合隼雄
)
110.
この世のものはうつろいやすい。
この世の人との関連によるアイデンティティは、
いかに堅固に見えても、
うつろいやすさがある。
しかし、死者との関係は変わることがないのではなかろうか。
(
河合隼雄
)
111.
私たちは
死者の優越性は仕方なしにみとめても、
生者のそれをみとめることは決してない。
生ある者は、その存在自体が、
私たちに向けられた
一個の非難、ひとつの叱責、謙譲という
めくるめきへの勧誘となるのだから。
(
E・M・シオラン
)
112.
われわれは死者と交渉しようがない。
もしわれわれと死者との関係が変われば、
それはたんにわれわれが変わっただけである、ということです。
死者は何も変わらない。
弔うことで、死者が変わるでしょうか。
(
柄谷行人
)
113.
伝統とは亡くなった人が生きていることなんです。
(
大峯あきら
)
114.
起きている間は死者が記憶から遠のくようになっても、夢で戻ってくるだろう。
この種の再会は、往々にしてはっとするほど鮮烈なイメージを残し、時に安らぎを与えてくれる。
( メアリ・ジェーン・モファット )
115.
海で死んだ人は、みんなカモメになってしまう。
( ダミア )
116.
ダミアはシャンソンで、
「海で死んだ人は、みんなカモメになってしまう」
と歌いましたが、カモメになれなかった溺死(できし)の少女は、今も海の底に沈んでいます。
だから、ひとはだれでも青い海を見ていると悲しくなってしまうのです。
(
寺山修司
)
117.
恐ろしい夢を見た。
死者たちの宴(うたげ)に僕が列席している夢を見たんだ。
(
オスカー・ワイルド
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