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101−116
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101.
「今日的意義」とは何なのだろう。
今日に生きる者の役に立つ、という意味だろうか。
もしもそうならば、役に立つ仕方には、直接であるのと間接に役立つ二種があるが、それを分けるのに、客観的で明確な尺度は存在するのであろうか。
(
塩野七生
)
(
Shiono Nanami
)
102.
ある商品の内容が
他の類品に比べて著しく優秀であって、
そうして、その優秀なことが
顧客に一目ですぐわかるのであったら、
広告の意義と効能は消滅するであろう。
(
寺田寅彦
)
(
Terada Torahiko
)
103.
人生に目的ありや、帰趨ありや?
其様(そん)な事は人間に分るものでない。
智の力で人生の意義を掴(つか)まんとする者は
狂(きょう)せずんば、自殺するに終る。
(
二葉亭四迷
)
(
Futabatei Shimei
)
104.
愛に住(じゅう)すれば
人生に意義あり、
愛を離るれば、
人生は無意義なり。
(
二葉亭四迷
)
(
Futabatei Shimei
)
105.
父親の七光りでちやほやされる人間は、
有意義な努力をしようとする正常な動機を失なってしまう。
そのような人間は
自分が名門の家に偶然生れた事実を
不当に過大評価する人生観を身につけ、
自分がただ生きているだけで
周囲の尊敬を要求する資格を持つ、
と思いがちである。
自分はほかの人間よりも優れていると思うゆえに、
逆に彼らより劣ることになる。
(
バートランド・ラッセル
)
(
Bertrand Russell
)
106.
私のこの肉体とこの感情とは、
もちろん世界中で私一人しか所有して居ない。
またそれを完全に理解してゐる人も
一人しかない。
これは極めて極めて特異な性質をもつたものである。
けれども、それはまた同時に、
世界中の何ぴとにも
共通なものでなければならない。
この特異にして共通なる個々の感情の焦点に、
詩歌のほんとの『よろこび』と『秘密性』とが存在するのだ。
この道理をはなれて、
私は自ら詩を作る意義を知らない。
(
萩原朔太郎
)
(
Hagiwara Sakutarou
)
107.
「今日的意義」とは、それが個人の場合、実に個人差のあるものだという気がする。
そして、社会的規模になった場合は、今度は流行というものに影響されないでは済まない。
(
塩野七生
)
(
Shiono Nanami
)
108.
禅の問答というものも、一般には一人よがりの見本みたいに思われているが、言葉にとらわれるから不可解なので、生き生きした人間同士の間に、火花が散るところに意義がある。
(
白洲正子
)
(
Shirasu Masako
)
109.
死がまったくなくなってしまったら、
なんというのか、
だらだらと毎日を過ごしてしまうだろう。
急いでやらなくても、いつでも良いっ
て怠けてしまう。
だから、死に追いかけられているからこそ、
有意義な生き方ができる、
という二次的な効果は認められる。
(
森博嗣
)
(
Mori Hiroshi
)
110.
無目的で気まぐれな知性に騙されたと認めるのを
私たちは潔しとはしない。
内容は語られるべくして語られるのであり、
私たちがそれに聴き入るときの時間は
有意義に費やされている
と考えて安心する必要があるのです。
(
グレン・グールド
)
(
Glenn Gould
)
111.
我々が求めている糧は
生きていることの充足と意義を見出すこと、
あるいはその渦中にあって
自分の存在を見極めたり
浸り込むことの幸福感であって、
金を造り出すことを人生の目的とするくらいなら、
人間稼業を廃業した方がましだ。
(
高橋三千綱
)
(
Takahashi Michitsuna
)
112.
レールから外れると、
失敗して路頭に迷うリスクもあるが、
早くから活躍できるし、
大金持ちになる可能性も生まれる。
どちらの人生が
面白いのか、有意義なのか、
やりがいがあるのか、
ということをよく考えるべきだ。
(
大前研一
)
(
Oomae Kenichi
)
113.
近頃、
本をテキストとやらに解体して、
文字面だけあればよいとする輩(やから)が増えているが、
トータルとしての本の魅力や意義がわからない連中に、
文学を語る資格はない。
(
紀田順一郎
)
(
Kida Junichirou
)
114.
人間は進歩していない限り、本当の生きている実在感と幸福感はないはずなんです。
絶えず進歩していく、自分を進歩させていくということに、本当の生きている意義があるのではないかと、私は思います。
( 池田敏雄 )
115.
どんなときでも応用できるような政策をたてたことは一度もなかった。
自分はその時点で最大の意義のあることを試みてきたに過ぎない。
(
エイブラハム・リンカーン
)
(
Abraham Lincoln
)
116.
(自然科学における)学問上の仕事の中で、普通、数学的に──論理的に作り上げられた現実の反映としての記号の形で──のみ、それらの現象に接近することができるが、それらについての経験的、具体的で直接的なイメージを持つことはできない。
この点にこそ、自然科学にとっての数学の大きな意義がある。
(
ウラジーミル・ヴェルナツキー
)
(
Vladimir Vernadsky
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