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101.
軍人の誇りとするものは
必ず小児の玩具に似ている。
緋縅(ひおどし)の鎧(よろい)や鍬形の兜は
成人の趣味にかなった者ではない。
勲章も──わたしには実際不思議である。
なぜ軍人は
酒にも酔わずに、
勲章を下げて歩かれるのであろう?
(
芥川龍之介
)
(
Akutagawa Ryuunosuke
)
102.
不幸が魂を硬直させ絶望につき落とすのは、
自己にたいする軽蔑や嫌悪や反発までも、
さらには罪悪感や穢れの感覚までも、
いわば赤く焼けた鉄のようなもので
魂の奥底に刻みつけるからだ。
(
シモーヌ・ヴェイユ
)
(
Simone Weil
)
103.
大根がにんじんの赤さをうらやみ、
梅が松でなかったことを悲しみ、
またもだえたとしたら、
これほどおろかな煩悶(はんもん)はあるまい。
だいこんは白く、にんじんは赤く、
梅は芳香を放って咲き、
松は亭々(ていてい)としてそびえ、また茂る。
それでいいではないか。
……
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(
後藤静香
)
(
Gotou Seikou
)
104.
時と処(ところ)に関係なく、
大義名分とか公明正大とかいうものを
信仰的に固執して、
自分以外のあらゆる人間を
不正不義、悪漢堕落漢であると
罵倒し憎悪する人種があるものだ。
これは一種の病気であって
療法はごく簡単、
すなわち彼に欲するだけの権力と富と名声を与えれば
即座に治癒(ちゆ)する。
昨日まで赤くなって慷慨(こうがい)していた者が、
けろりと治ってごく穏当な人間になる。
(
山本周五郎
)
(
Yamamoto Shuugorou
)
105.
私たちが現在陥っている最大の問題は、
私たち自身が、
世界の様々な領域を支配する欧米の作った国際ルールを、
唯一のルールだと信じていることにある。
このルールに従うことが、
私たち自身の進歩・発展なのだ
と思わされている。
しかし、これは真っ赤な嘘である。
……
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(
マハトマ・ガンジー
)
(
Mahatma Gandhi
)
106.
俺が俺の過去を労(いたわ)ろうとすればするほど、
それは俺には赤の他人に見えて来る。
……
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(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
107.
青春というものは奇妙なものだ。
外部は赤く輝いているが、内部では何も感じられないのだ。
(
ジャン=ポール・サルトル
)
(
Jean Paul Sartre
)
108.
仕事には、
血で血を洗うレッドオーシャンと、
穏やかなブルーオーシャンがある。
(
林修
)
(
Hayashi Osamu
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