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1.
月よりの風が涼しく届きけり
2.
人の世のさびしさ、あじきなさを何かのきっかけで自覚すると、自他対立の理性的世界であること自体からそのさびしさが来ていることがわかり、ここから救われるためにみな宗教の世界へ来ている。
3.
客の前で毎晩歌っていれば、客が何を聴きたがっているか、わかるようになるよ。そうなると、歌を作るのはもっと簡単になってくる。
4.
偽善は流行(はやり)の悪徳だし、流行の悪徳ならなんでも美徳として通用するんだ。
5.
論理構造のあらゆる厳密さをひっくるめて、数学は美学の法則に従う。
6.
人が死んだ後の状態というのは、人が生まれてくる前の状態と同じである。そう考えれば、「死」というものも、それほど怖いものではなくなる。
7.
別れには、別ればなしなど必要はないのだ。不用意に、「もし……したら別れる」と放言したときから、すでに別れははじまっており、愛は滅びはじめたのだ。
8.
国の繁栄は、老人の扱いによって決まる。
9.
鏡の面になにか書いてあれば、ものは映らんでしょう。われわれの鏡には黒々と「われさえよければよい」と書いてある。だからして、ものが正しく映ってこないのです。
10.
人間は、何か目当てがないと生きて行けないのだ。
11.
ひっかき過ぎると肌を傷つけるように、しゃべり過ぎると心を傷つける。
12.
詩ぐらい、せめて一人から一人へ、手わたすような仕方で読みたい。そう思うのです。できるならば、歩きながら、なにげなく。
13.
断じて鈍感にされてはならない。われわれが葛藤をいよいよ深く体験するならば、われわれは真理のなかにある。やましくない良心などは、悪魔の発明である。
14.
私には、私の愛する犬に対する中傷に対し異議を申し立てる権利がある。
15.
上に対策あれば、下に対策あり。
16.
私は人間関係の最も基本的なものが夫婦であり、最も洗練されたものが友情だと思う。
17.
無意識も意識も荒れはて、傷つき、屈折しているのを、どうやってこえたかというのが、大衆芸の本質だといってよい。
18.
最初に結論や主旨が示されれば、それに沿って注意を集中させることができるので、聞きもらしや、聞き違えも起こりにくい。
19.
まつ茸やあれもなにかの雨やどり
20.
諦めましたよ どう諦めた 諦めきれぬと諦めた
21.
老いての後学(こうがく)
22.
恋ほど素晴らしいものはない。
23.
よしよし、眠れるうちに眠っておけ。明日はまた踏んだり蹴ったりされ、くやし泣きをしなくちゃあならないんだ。
24.
忍耐は力よりも貴く、辛抱は美よりも貴し。
25.
全ての条件が同じなら、最も単純な理屈が正しい。
26.
猫ほど自由な動物はいない。猫は最高のアナーキストだ。
27.
性の願望は人間の願望の中で最も強力なものである。この願望に駆られるとき、人は普段には見られないような旺盛な想像力や勇気や意志の力や忍耐力や創造力などを発揮するものである。
28.
いかなる距離も血縁を断ち切らず、兄弟は永久に兄弟なり。いかなる激烈な無情も憤怒(ふんぬ)も、この磁石にまさることなし。
29.
敵に勝つ最善の方法は、どんな挑戦にも相手にならず、黙って自分の仕事に打ち込むことだ。
30.
自分が引退して悔いを残すのは本物じゃない。オレ、あんときもうちょっとやっていれば防衛できたとか、そういう言い方好きじゃない。
31.
若いときの失敗(しくじり)はとりかえせるけど、年をとってからのやりそこないは、なおしがきかない。だから人生ってやつは、前半より後半を大切にしないとね。
32.
本気で人を幸せにしようと思ったら、自分が傷つくことくらい覚悟しなくちゃいかんのだ。
33.
八月や生きていしかばいつか死ぬ
34.
かんしゃくの くの字を捨てれば かんしゃなり 一字違いで 心愉しむ
35.
いい男の条件の一つは、「格好をつけ、やせ我慢ができる男」である。例えば、ひとりの女を心の底から愛しているとする。だが自分と一緒になるよりも、その女が幸福になる生き方の選択があるならば、自分の気持ち……
36.
悩みは自分の心が生み出している幻である。現実を認めれば悩みはなくなる。現実を認めた上で、諦めるか、努力するかを選ぶだけのことなのだ。
37.
世の中のすべてが競争に向いて(=適して)いるわけではない。競争、競争と皆が追い立てられる中で、人々のストレスは急上昇。比例して犯罪率も激増。背景には、競争の激化による貧富の差の急速な拡大がある。
38.
思考は言葉となり、言葉は行動となる。行動は習慣となり、習慣は価値観となる。価値観は運命となる。
39.
すゞめ子や書写の机のほとり迄
40.
哲学も科学も寒き嚔(くさめ)かな
41.
蠅とんでくるや箪笥(たんす)の角よけて
42.
自分の手で、自分の一日をつかむ。新鮮な一日をつかむんだ。スがはいっていない一日だ。手にもってゆったりと重い いい大根のような一日がいい。
43.
愛はうつろう海のようなもの。海は出会った海岸の形になり、海岸によってその姿を変える。
44.
同盟──国際政治において、お互いに自分の手を相手のポケットに深く差し入れているため、単独では第三者のものを盗むことができないようになっている二人の盗人の結びつき。
45.
帰る家(うち)、ホームがあるという事実は幸せにつながる。良いことだよ。
46.
アイデアは頭からではなく、体から生まれる。アイデアを生み出しやすい体のことを、僕は「アイデア体質」と呼んでいますが、もしいいアイデアを出せるようになりたいなら、体質をアイデア体質に変えるしかない。……
47.
(初めての役柄に不安を覚えても)私の場合、最後には好奇心のほうが勝つという感じ。新しいことを発見したい、何か違った経験をしたいという欲求が、躊躇(ちゅうちょ)を凌駕(りょうが)する。
48.
蜻蛉(とんぼ)行くうしろ姿の大きさよ
49.
幸運の狩猟者ほど軽蔑すべき性格はない。
50.
人間なんて、どんないい事を言ったってだめだ。生活のしっぽが、ぶらさがっていますよ。
51.
およそ人生の一切の事件は、ほとんどそのすべてが自己の心で解決される。
52.
詩は、いま、ここに、一人の私が耳を澄ます澄ましかた、ものを見る見かた、深く感じる感じかたなのだ。
53.
自分を愛してくれる者のために死ぬのは容易しい。しかし自分を愛してもくれず、自分を誤解している者のために身を捧げるのは辛い行為である。
54.
読書というのは本来、そうしたちがった人びとのもつちがった言葉にむきあう一人の経験を土台としています。
55.
人込みにいるときは、 背伸びをして遠くを見よ、先に何が起きているかわかる。
56.
まさをなる空より枝垂桜かな
57.
口数の少ないのが最上の人。
58.
できる上司は往々にして細かくうるさい。
59.
近所のこどもを叱れないオトナが増えたといいますが、それも結局は、自分の気持ちを赤の他人に伝えようとしない、伝えてもムダだ、ってあきらめてる人間不信のオトナが増えたってことなんですよ。
60.
花種を蒔き常の日を新たにす
61.
手紙読むやうに白桃むきにけり
62.
世の中の人は、パンの問題に苦しむというが、実は、パンを求むる心に苦しめられているのである。
63.
夢は葉の隙(すき)より遁(に)ぐる破れ傘
64.
ハイ・ミスは、みんなそんな(=誰かが愛してくれたら、スグサマ愛し返そうと身構えてる、自分からはうごかない)ところがある。弱みを見せないようにしている。向こうが弱みを見せたら、こっちもすぐ見せるよ、……
65.
「たのしみ」の究極は、「権力欲」にいきつく。
66.
言葉の「普通」を覚えることから始めないと、(使ってはいけない言葉を使うという)とんでもない間違いを犯すことになる。今の笑いは何かっていうと、最初から笑いを覚えてるよね。「普通」がわからないか……
67.
楽と苦は一(ひとつ)なり。
68.
(自分を)一生懸命生きている人間は、すべて尊重しなくてはいけない。
69.
明るい言葉は、起こったことすべてを明るく見せる力を持っている。
70.
朝寒(あささむ)やひとり墓前にうづくまる
71.
子供たちは、自分が作ったものでなければ、ますます忌まわしいものに思える。
72.
運命というものは、人をいかなる災難にあわせても、必ず一方の戸口をあけておいて、そこから救いの手を差しのべてくれるものだ。(ver.0)
73.
人は大河の一滴だ。それは小さな水の一滴にすぎないが、大きな水の流れをかたちづくる一滴であり、永遠の時間に向かって動いていくリズムの一部なのだと。川の水を眺めながら私にはごく自然に感じられるの……
74.
ぼくが、一生に会える、ひとにぎりの人の中に、あなたがいました。
75.
一冊の詩集というのは、音楽で言えば楽譜と同じであって、それ(=楽譜)がそこにあれば音楽があるのかというとそうじゃなくて、やっぱり音楽は実際に生の空間をふるわせなければ音楽じゃないのと同じよう……
76.
人生とは現在の時点で、誠実に生きていくほかは、ないのかもしれない。
77.
マンガの絵は、せいぜいが読者の中で形を取りうる実体への方向性を与える役割しか果さないはずだし、それで充分機能、役割は終えているはずなのである。
78.
少年時代には、あらゆる本が占いの本で、未来を教え、長い旅路を見通す占い師のようだ。
79.
私は「試練」を経験することが、人間を大きく成長させてくれるチャンスになると考えています。実際、偉大なことを成し遂げた人で、試練に遭ったことがないという人はいません。
80.
逢ひたしの文にしぐるる日を化粧ふ
81.
だますより、だまされよ。
82.
いいんだ、いいんだ。人生こんなもんだぜ。ウン、こんなもんだよ。
83.
小さなことも誠実に行えば、大きな幸福に結びつく。
84.
(数学において)計算よりもむしろ考え方を主な拠(よ)り所とした解答は、知性に糧を与えるものである。考え方はこんなにも簡単で、それからこんなにも重要な結果が導かれるのかと、ただただ驚くようなこともよ……
85.
笑いは人の薬。
86.
自尊心を失う十八の心得──4.自分の頭で考え、自分で決めることをしない。自分が考えたり、言ったり、したりすることに、いちいち他人にお伺いを立てて許可や同意を求める。
87.
すべては練習の中にある。
88.
わが山河いまひたすらに枯れゆくか
89.
水風船(しやぼんだま)行きつくところが死に処
90.
誰ひとり尊敬する相手がなくなると、人は愛することをやめ、愛を持たぬようになると、何かに没頭して気をまぎらすために情欲や卑しい快楽に溺れて、あげくのはてには畜生同然の罪悪を犯すようになります。
91.
「子供とのつきあい方」のアドバイス、それは、「子育てをがんばらない」ことです。一生懸命、よかれと思ってやったことを否定されるから、可愛く思えなくなるのです。真剣にがんばってしまうから、理屈が通じな……
92.
潜在意識は豊かな土壌で、意識する心(=顕在意識)は種のようなものである。よい種からはよい実が、悪い種からは悪い実がとれる。
93.
私の最大の願望は、いわゆるキャリアウーマンにならずに、キャリアを築くことです。
94.
生命が最も生命らしくあるためには、アイマイでなければならない。アイマイを矛盾といい直してもいい。知性や理性は生命の本体ではない。
95.
つという雨ゆという雨ぽつりぽつり
96.
日本は全然豊かじゃないですよ。確かに、家庭用電気製品とかはいっぱい部屋にあるけれども、本当に生活をエンジョイするような時間的、空間的なゆとりがあるか。
97.
百パーセントべったりにならないで、恋人なり夫なりから一日のうち何時間か、何十分かは、全く心を離している時間を持ちましょう。そのゆとりが相手にも安らぎを与え、同時にむしろあなたの愛から目が離せないぞ……
98.
冗談を言う余裕もなくなると人は死んじゃうって考えるのは、単純すぎるかな?
99.
私は会話するように、そして絵を描くように(ドラムを)叩く。
100.
名が出ない 「あれ」「これ」「それ」で用を足す
101.
気合いあらば ゆけぬ道なし!
102.
率直なことは残酷なことである。
103.
あたらしき心もとめて 名も知らぬ 街など今日(けふ)もさまよひて来(き)ぬ
104.
僕(ぼく)は自分がなぜ生きていなければならないのか、それが全然わからないのです。
105.
言葉は、言葉の限界にゆきつく努力によって言葉になる。
106.
本の文化を成り立たせてきたのは、じつは、この忘れるちからです。忘れられない本というものはありません。読んだら忘れてしまえるというのが、本のもっているもっとも優れたちからです。読んでも忘れる。忘……
107.
ストレス解消の秘訣は、スポーツ、トラベル、レクリエーション、イーティング(食べること)、スリープとスマイル。
108.
じぶんで苦しんで働いて、じぶんのナイフでパンを切りわけるひとの、なんとわずかなことか。
109.
私の社会生活は、人々と一緒に過ごすことをやめて以来、非常に向上した。
110.
人間はいつも何らかの不安を抱えて生きている。ふだんは生活のための仕事があるから、生きていることの不安には面と向かわずに済んでいる。あるいはその不安と向き合うのを避けるために、生活のための仕事に……
111.
「共に育ちましょう」 この一語は、私の教育信念を標語化したものです。
112.
長病みの掌(て)に紫陽花(あじさい)の藍(あい)剰(あま)る
113.
降る雪に触れんと蔓(つる)ら這ひまはる
114.
顔長きことが長者よとろろ汁
115.
過ぎて行く日を惜みつつ春を待つ
116.
(「叱る」という行為を)「他者を変えようとする手段」という視点で考えると、「叱る」を成立させるための重要な前提条件が見えてきます。それは、権力のある人がない人に対して行うという「権力の非対称性」です。
117.
私たちは「正義」が政治用語であると知るまで、長い時間と大きな犠牲を払わねばならなかった。
118.
経験──これまで我々が奉じてきた愚行が、あらずもがなの古なじみである、と分かるようにしてくれた英知。
119.
自分の弱さを女にさらけだす男には要注意。
120.
主権国家をたちあげる。そこには統治権力がある。権力はあってよい。権力には必ず法の裏付けがあって、法にもとづいて行使される。(憲法は)この原則を徹底させて、すべて権力のはたらきを法の内側に包みこんで……
121.
持続された想像力は、潜在意識の奇跡を起こす力を引き出します。
122.
人間の価値は、自分をどう扱うか、他人をどう扱うかによって決まる。
123.
自活するっていうのは、誰の手も借りないってことじゃないよ。人間、一人じゃ生きられないと割り切ることだ。世の中、持ちつ持たれつ。誰かに助けられたら、いつか誰かを助けりゃいいんだよ。下手な遠慮は、誰の……
124.
自由はただ夢の国土にのみあり、そして美しきものはただ歌に咲く花のみである。
125.
〈また電話するワ〉というのは最高の別れのメッセージである。
126.
花に負けぬよう、人間は自ら希望の種を蒔(ま)かなければ。