名言ナビ



[ 名言 ]
書物で学問をしようとする者は、
よっぽど用心せぬと
たちまち概念の虜(とりこ)になってしまう。

[ 出典 ]
柳田国男[やなぎだ・くにお]
[柳田國男]
(明治〜昭和の民俗学者、1875〜1962)
『都市と農村』

ページ内メニュー

[ 関連キーワード ]

[ テーマ別今日の名言 ]

[ 全文・続き ]
〈全文〉
書物で学問をしようとする者は、
よっぽど用心せぬと
たちまち概念の虜(とりこ)になってしまう。
__ Link __

殊(こと)に我々常民の先祖は
随分よく苦しみ、また痛切なるいろいろの実験をしたが
自身ではそれを書残しておいてくれなかった。
今ある彼らの生活の記録は、
大抵は外から観ていた人の推察に基いている。
それが果(はた)して地方地方の真状と一致するや否(いな)や。
それによって議論の価値に大いなる相違があるわけである。
__ Link __

ところが今までは
深くもその点を考えてかからなかったために、
もう我々は大分(だいぶ)の損をしている。
熱心なる読書家が
かえって自分の境遇と縁のない説を、吐くような場合も多かった。

都市と農村との将来の関係がいかにあるべきかは、
大切な実際問題である。
弘(ひろ)く個人の立場を見究(みきわ)めた上でないと、
国の政策を決定することもできない。
__ Link __


[ ランダム名言 ]
1.

2.

3.

4.

5.
( 作者不詳 )

6.

7.
( IKKO )

8.

9.

10.


11.

12.

13.
( 平尾美智世 )

14.

15.

16.

17.

18.

19.

20.


21.

22.
( 石川正道 )

23.

24.

25.

26.

27.

28.
( )

29.

30.


31.

32.

33.
( 残間里江子 )

34.

35.

36.








LINK  LINK  LINK