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[ 名言 ]
書物で学問をしようとする者は、
よっぽど用心せぬと
たちまち概念の虜(とりこ)になってしまう。

[ 出典 ]
柳田国男
[柳田國男、やなぎだ・くにお]
(明治〜昭和の民俗学者、1875〜1962)
『都市と農村』

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〈全文〉
書物で学問をしようとする者は、
よっぽど用心せぬと
たちまち概念の虜(とりこ)になってしまう。
__ Link __

殊(こと)に我々常民の先祖は
随分よく苦しみ、また痛切なるいろいろの実験をしたが
自身ではそれを書残しておいてくれなかった。
今ある彼らの生活の記録は、
大抵は外から観ていた人の推察に基いている。
それが果(はた)して地方地方の真状と一致するや否(いな)や。
それによって議論の価値に大いなる相違があるわけである。
__ Link __

ところが今までは
深くもその点を考えてかからなかったために、
もう我々は大分(だいぶ)の損をしている。
熱心なる読書家が
かえって自分の境遇と縁のない説を、吐くような場合も多かった。

都市と農村との将来の関係がいかにあるべきかは、
大切な実際問題である。
弘(ひろ)く個人の立場を見究(みきわ)めた上でないと、
国の政策を決定することもできない。
__ Link __


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