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できるなら書き言葉の喧嘩はしない方がいい。
するときにはいつもいやいやながら受身で、だが本気でやってやれ。 吉本隆明［よしもと・たかあき］
（思想家・詩人・文芸評論家、1924〜2012） 『重層的な非決定へ』 【 吉本隆明の名言 】
（意味）
書き言葉による喧嘩（つまり文章による喧嘩）は、相手のロジックやその欠陥を冷静に分析して論理的に行うため、話し言葉による喧嘩（口喧嘩）よりも陰湿かつ粘着質になりやすい。 だから、なるべくしないにこしたことはない。 周りで見ている人にもいい印象を与えないので、あくまでもいやいやながら受け身でやっているという感じを見せなければいけない。 ただし、本気でやって、相手を退散させる必要はある。 《関連》
書き言葉では、喧嘩に勝つという意味は超越的になる。 相手の言葉にたいするこだわり（中略）をできるだけていねいにかい潜り、そのこだわりの外へ、できるだけ遠くまで出てゆくこと。 それが勝つことだ。 （吉本隆明）
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