名言ナビ



[ 名言 ]
自分がともすれば、
無闇に世間に対して猜疑心を持ち、
独善的で誇大な妄想で分別を失っただけの
何処(どこ)にでもいるようなくだらない人間に過ぎぬのかもしれないという、
あのしばしば沸き起こっては彼を嘖(さいな)む恐ろしい疑念から、
唯一救い出してくれるものがあるとするならば、
それこそは外(ほか)でもなく創作の喜びであった。

[ 出典 ]
平野啓一郎[ひらの・けいいちろう]
(小説家、1975〜)
『葬送 第一部(上)』

ページ内メニュー

[ 関連キーワード ]

[ テーマ別今日の名言 ]

[ 全文・続き ]
(続き)
日常の娯楽とは、
彼にますますそうした不安を募らせるばかりであった。
その娯楽を、
どうして創作に先んじて選ばねばならないであろうか?


[ ランダム名言 ]
1.

2.

3.

4.

5.

6.

7.

8.

9.

10.


11.
( E・S・スターン )

12.

13.

14.

15.

16.

17.

18.

19.
( ジョーン・ルーデン )

20.
( ポーリー・タイナー )


21.

22.

23.

24.

25.

26.

27.

28.
( 糸瀬茂 )

29.

30.


31.

32.

33.

34.
( 浜尾実 )

35.

36.








LINK  LINK  LINK