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[ 名言 ]
自分がともすれば、
無闇に世間に対して猜疑心を持ち、
独善的で誇大な妄想で分別を失っただけの
何処(どこ)にでもいるようなくだらない人間に過ぎぬのかもしれないという、
あのしばしば沸き起こっては彼を嘖(さいな)む恐ろしい疑念から、
唯一救い出してくれるものがあるとするならば、
それこそは外(ほか)でもなく創作の喜びであった。

[ 出典 ]
平野啓一郎[ひらの・けいいちろう]
(小説家、1975〜)
『葬送 第一部(上)』

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〈続き〉
日常の娯楽とは、
彼にますますそうした不安を募らせるばかりであった。
その娯楽を、
どうして創作に先んじて選ばねばならないであろうか?


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