名言ナビ
→ トップページ
今日の
日本の文豪の名言
☆
12月20日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
花に嵐のたとえもあるぞ。
「さよなら」だけが人生だ。
(
井伏鱒二
)
(
于武陵
)
2.
自己の個性の発展をなしとげようと思うならば、同時に他人の個性も尊重しなければならない。
(
夏目漱石
)
3.
無神論も、徹底すれば徹底するほど、唯一神信仰の裏返しにすぎぬ。
無気力も、徹底すれば徹底するほど、情熱の裏返しにすぎぬ。
近ごろはやりの反小説も、小説の裏返しにすぎぬ。
(
三島由紀夫
)
4.
恐ろしきは涙の後の女子心(こころ)なり
(
樋口一葉
)
5.
青年時代の煩悶(はんもん)は要するに、夢のようなものだね、君。
青年時代の煩悶には、まだいくらも余裕がある。
(
田山花袋
)
6.
倫理的にしてはじめて芸術的なり。
真に芸術的なるものは必ず倫理的なり。
(
夏目漱石
)
7.
最も強い返事をしようと思うときは黙っているに限る。
無言は金である。
(
夏目漱石
)
8.
努力は一(ひとつ)である。
しかしこれを察すれば、
おのずからにして二種あるを観る。
一は直接の努力で、他の一は間接の努力である。
間接の努力は準備の努力で、
基礎となり源泉となるものである。
直接の努力は当面の努力で、
尽心竭力(じんしんけつりょく)の時のそれである。
(
幸田露伴
)
9.
健全なる理性は命令している。
──「爾(なんじ)、女人(にょにん)を近づくる勿(なか)れ。」
しかし健全なる本能は全然反対に命令している。
──「爾、女人を避くる勿れ。」
(
芥川龍之介
)
10.
言葉に羽が生えると詩になる。
(
武者小路実篤
)
11.
教育は猿を人間にしない。
ただ見かけのうえで、人間によく似た様子をあたえる。
猿が教育されればされるほど、益々滑稽なものに見えてくる。
(
萩原朔太郎
)
12.
人間は「絶望」から脱け出るたびに高められる。
(
山本周五郎
)
13.
理由も分からずに押付けられた物を大人しく受取って、
理由も分からずに生きて行くのが、
我々生きもののさだめだ。
(
中島敦
)
14.
女人は我々男子には
正(まさ)に人生そのものである。
即ち諸悪の根源である。
(
芥川龍之介
)
15.
取らねばならぬ経過は泣いても笑っても取るのが本統だ。
(
志賀直哉
)
16.
わたしは第三者を愛する為に夫の目を偸(ぬす)んでいる女にはやはり恋愛を感じないことはない。
しかし第三者を愛する為に子供を顧みない女には満身の憎悪を感じている。
(
芥川龍之介
)
17.
僕は生きている方(ほう)に味方するね。
きっと人生だって、生きている方に味方するよ。
(
川端康成
)
18.
富人(ふじん)が金を得れば、悪業が増長する。
貧人(ひんじん)が金を得れば堕落の梯(はしご)を降って行く。
(
森鴎外
)
19.
無理な願望に努力するのは努力の方向の悪いので、
無理ならぬ願望に努力して、そして甲斐のないのは、
間接の努力が欠けて居るからだろう。
(
幸田露伴
)
20.
日本の子供には、もっと孤独を教えないと、思想は生まれませんね。
(
川端康成
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ