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今日の
日本の文豪の名言
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11月3日
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1.
人間はとしをとるにつれて、一種のあきらめ、自然の理法にしたがって滅んでゆくものをたのしむといった風な心境がひらけてきて、しずかな、平均のとれた生活を欲するようになるのですね。
(
谷崎潤一郎
)
2.
清水へ祇園をよぎる桜月夜
こよひ逢ふ人みなうつくしき
(
与謝野晶子
)
3.
家内(ホオム)なるものの快楽(たのしみ)が十とすれば、寡(すくな)くとも其(その)四は膳の上に無ければならぬ。
(
尾崎紅葉
)
4.
人間の尊さは自分を苦しめるところにあるのさ。
満足はだれでも好むよ。
けだものでもね。
(
坂口安吾
)
5.
「絶望」は人間だけが持つことのできる黄金である。
同じ意味で「酒」とよく似ている。
(
山本周五郎
)
6.
登山の目標は山頂と決まっている。
しかし、人生の面白さはその山頂にはなく、かえって逆境の、山の中腹にある。
(
吉川英治
)
7.
幸福人とは、過去の自分の生涯から満足だけを記憶している人々であり、不幸人とは、その反対を記憶している人々である。
(
萩原朔太郎
)
8.
自分のしている事が、自分の目的(エンド)になっていない程苦しい事はない。
(
夏目漱石
)
9.
一輪の花美しくあらば、われもまた生きてあらん。
(
川端康成
)
10.
四十歳五十歳という風に、十を境にして生涯を区切ることは、一種の便宜であり感傷であって、半ばは人間の緩怠(かんたい)の性癖に過ぎないだろう。
(
川端康成
)
11.
力を持たない知性なんて、屁の役にも立たない。
(
三島由紀夫
)
12.
二人の結婚は美しかった。
なぜなら彼女は離婚する力を持っていたから。
二人の離婚もまた美しかった。
なぜなら彼女は友達となれる心を持っていたから。
(
川端康成
)
13.
自然を翻訳すると
みんな人間に化けてしまうから面白い。
崇高だとか、偉大だとか、雄壮だとか、
みんな人格上の言葉になる。
(
夏目漱石
)
14.
何も贅沢しなければ、幸福になれないと言うことはない。
(
武者小路実篤
)
15.
友の変じて敵となるものあり。
(
森鴎外
)
16.
女は常に好人物を夫に持ちたがるものではない。
しかし男は好人物を常に友だちに持ちたがるものである。
(
芥川龍之介
)
17.
正義は武器に似たものである。
武器は金を出しさえすれば、
敵にも味方にも買われるであろう。
正義も理屈さえつけさえすれば、
敵にも味方にも買われるものである。
(
芥川龍之介
)
18.
四角の世界から常識と名のつく一角を摩滅して三角のうちに住むのを芸術家と呼んでよかろう。
(
夏目漱石
)
19.
幸福をつかむのを恐れるな。
(
武者小路実篤
)
20.
誰でも構わないのよ。
ただ自分でこうと思い込んだ人を愛するのよ。
そうして是非その人に自分を愛させるのよ。
(
夏目漱石
)
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