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今日の
文章の書き方の名言
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4月25日
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1.
文章(=文章家)で一番大事なことは、いかに瑞々(みずみず)しい文章を、ずっと書き続けられるか、それだけだから。
老練とか、枯れてるとか、そんなものは全然必要ない。
(
伊集院静
)
2.
人間の心というのは、小説みたいに、あんなにはっきり定まっているものでなく、実際はもっとぼんやりしているものじゃないのか。
殊(こと)にも男と女の間の気持なんてその場その場の何かのきっかけで、意外な事になったりなんかするもんだからね。
(
太宰治
)
3.
文章を書くのに(一字一句もゆるがせに出来ないのは言うまでもないが)、ことに大切なのは、題名、書き出し、結び、この三つである。
(
太宰治
)
4.
企画書って予告篇だと思う。
書き込んじゃうと理屈っぽくなるし、延々説明しなきゃならなくなる。
それよりも、企画の内容をいかにも面白そうに思わせることが大切なんじゃないかな。
雰囲気が伝わるように、丁寧に、しかも簡潔に、が僕のポリシーです。
(
小山薫堂
)
5.
小説家はすべての人間の中で、一番神に似ている人間である。
小説家は、神の猿(=模倣者)である。
(
フランソワ・モーリアック
)
6.
「書かれた詩句」以上に「消された詩句」の方が(もし、消されずに残っていたら)人の心をうったかも知れない、と思うことがある。
(
寺山修司
)
7.
書を校するのは
塵(ちり)を掃(はら)ふが如(ごと)し。
( 『夢渓筆談』 )
8.
簡単な言葉で言い表せないほど薄弱な思想は、捨て去って良い証拠である。
(
ヴォーヴナルグ
)
9.
激しい口調で性急な言葉を吐くのは愚かであるが、それを文章にするのはさらに一段と愚かである。
人から失礼な手紙を受け取ったら、すぐペンを取って、十倍も失礼な返信を書く。
両方とも(受け取ったら)くずかごに投げ入れるだけなのに。
(
エルバート・ハバード
)
10.
ことばのちからは、どれだけ沈黙をつつめるかで、どれだけ言い表せるかとはちがうだろう。
(
長田弘
)
11.
作品の最後の一行に於(おい)て読者に背負い投げを食わせるのは、あまりいい味のものでもなかろう。
所謂(いわゆる)「落ち」を、ひた隠しに隠して、にゅっと出る、それを、並々ならぬ才能と見做(みな)す先輩はあわれむべき哉(かな)。
(
太宰治
)
12.
評論とは、
その道の専門家が、専門知識なしには気が付かない事を、
一般の人に分かり易く繙(ひもと)く事なんだ。
(
漫画『バンビ〜ノ!』
)
13.
世の中にモノを書くひとはたくさんいますね。
でも、そのたいていが手の先か、体のどこか一部分で書いている。
体だけはちゃんと大事にしまっておいて、頭だけちょっと突っ込んで書く。
それではいけない。
体ぜんたいでぶつかっていかなきゃねえ。
(
井上ひさし
)
14.
わが唯一のおののき──
考えてみると、私たちはこうして文章が書けることだけでも、まだしも仕合せであった。
まかり間違って――
(
太宰治
)
15.
もしもたまたま読者を退屈させることなく、サッと読めるような新しい1ページを書くことができたとしたら、それは多分に幾何学のおかげだ。
思考力を集中させ、無秩序な状態を整理し、愚かさを清算し、澱(よど)みを濾過して、わかりやすさ──修辞法のすべての特質の中でも最高のこの形──を与える技術を教える、幾何学という素晴らしい先生のおかげである。
(
アンリ・ファーブル
)
16.
叡智(えいち)は悪徳である。
けれども作家は、これを失ってはならぬ。
(
太宰治
)
17.
むかし、古事記の時代に在っては、作者はすべて、また、作中人物であった。
そこに、なんのこだわりもなかった。
日記は、そのまま小説であり、評論であり、詩であった。
(
太宰治
)
18.
言葉にできない感情は、じっと抱いてゆく。
魂を温めるように。
(
長田弘
)
19.
言葉に真実があれば、常に最大の力を持つものだ。
(
ソポクレス
)
20.
「傑作」を、せめて一つと、りきんでいるのは、あれは逃げ仕度をしている人です。
それを書いて、休みたい。
自殺する作家には、この傑作意識の犠牲者が多いようです。
(
太宰治
)
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