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今日の
文章の書き方の名言
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12月1日
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1.
筆に霊(れい)あり。
( 日本の古いことわざ )
2.
文章をかくという作業は、じっさいには、二つの段階からなりたっている。
第一は、かんがえをまとめるという段階である。
第二は、それをじっさいに文章にかきあらわす、という段階である。
一般に、文章のかきかたというと、第二の段階の技術論をかんがえやすいが、じつは、第一の「かんがえをまとめる」ということが、ひじょうにたいせつなのである。
(
梅棹忠夫
)
3.
簡潔こそ、機智の真髄である。
(
シェイクスピア
)
4.
詩はいわゆる詩であってはいけない。
人間の感情生活の変化の厳密なる報告、正直なる日記でなければならぬ。
(
石川啄木
)
5.
本当の詩人というものは「幻を見る人」ではなくて「幻を作る人」である。
(
寺山修司
)
6.
言葉でいえない、かたちはとりにくいけれども、はっきりそこにあると感じられる問題というものを、一つずつ自分の心のなかに発見してゆくということが、ひとが成長すること、歳をとるということだろう。
(
長田弘
)
7.
人は一生のうちで一度だけ、誰でも詩人になるものである。
だが、やがて「歌のわかれ」をして詩を捨てる。
そして、詩を捨て損(そこ)なったものだけがとりのこされて詩人のままで年老いてゆくのである。
(
寺山修司
)
8.
詩は存在の最も深い層に息づいている。
一方、我々が観念とか意見とか呼んでいるものは意識の最も表層である。
(
オクタビオ・パス
)
9.
子どもの本になくてはならない三つのもの──「古くて歳とったもの」「小さいもの」「大切なもの」。
(
長田弘
)
10.
素材は、空想を支えてくれるだけであります。
(
太宰治
)
11.
庭に花
食物に香辛料
着物に宝石
空に星
言葉にことわざ
( イスラエルのことわざ )
12.
ドロ水を飲料水にするための濾過装置があるでしょう。
濾過装置の中で、残ったドロと飲料水になる水とあるけど、残ったドロがいらないもので、捨てちゃっていいものかというと、ぼくはそうじゃない。
それが現実なんだ。
現実を避けることはできないね。
(
三島由紀夫
)
13.
自然を翻訳すると
みんな人間に化けてしまうから面白い。
崇高だとか、偉大だとか、雄壮だとか、
みんな人格上の言葉になる。
(
夏目漱石
)
14.
我々(=作家)の仕事は、(人々の)平凡な一日を特別な一日にしていくことなんです。
この詩で、この戯曲で、この一冊の本を手に取ったことで、今日は特別な日になったということを実現していくために我々はいるわけです。
(
井上ひさし
)
15.
「善い」と書くべきところを「良い」や「よい」で済ましてしまうと、意味は非常に軽いものになってしまう。
これでは善の心は育たない。
(
ながれおとや
)
16.
本の文化というものがこれほど長い生命力をもち、本というメディアがこれほど長い間わたしたちのなかに必要なものとされて生きてきたのは、どこにでもあるものを自分が読むことによって、あるいは書くことによって、特別なものにしてゆく方法としてのメディアだったためです。
(
長田弘
)
17.
そんなに「傑作」が書きたいのかね。
傑作を書いて、ちょっと聖人づらをしたいのだろう。
馬鹿野郎。
(
太宰治
)
18.
私の本は水だ。
偉大な天才の本はぶどう酒だ。
しかし、みんなは水を飲む。
(
マーク・トウェイン
)
19.
接続詞は使いすぎてはいけません。
とくに「―が、―」には気をつけること。
たとえば、「今日は朝から雨だったが、私は元気に生きた」とか、全然つながりがないのに「が」をつけると全部つながっちゃうんですね。
(
井上ひさし
)
20.
そもそも、本を読むという行為は、難解な言葉、難解な表現を学ぶという重要な役割があるのです。
(著者が)平易な言葉、平易な表現を使っていては、その学びの機会を奪うことになるのです。
( ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール』 )
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