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101.
虹の環を以(もっ)て地上のものかこむ
(
山口誓子
)
(
Yamaguchi Seishi
)
102.
私たちは空中、いや地上と空中とに常に生きようとする人々の気分を完全に知りたいのだ。
もっと自由な高い生活をする人々の言葉に接したい。
自分もそんな生活をしてみたいとのぞむ者である。
(
稲垣足穂
)
(
Iangaki Taruho
)
103.
何をしていようとも、
この地上のすべての人は、
世界の歴史の中で
中心的な役割を演じている。
そして、普通はそれを知らないのだ。
(
パウロ・コエーリョ
)
(
Paulo Coelho
)
104.
あらゆる小説家は、
多かれ少なかれ、
彼が現実の(地上の)城主に適しないで、
幻影の城主に適するからこそ、
その道をたどったのではないのかしら。
そして、そのことが(彼にとって)
どんな功利よりも重大なのではないかしら。
(
江戸川乱歩
)
(
Edogawa Ranpo
)
105.
降る雪や地上のすべてゆるされたり
(
野見山朱鳥
)
(
Nomiyama Asuka
)
106.
万物の創生から今日まで
人はすべて
地上にあらわれたものを汚してきた。
人類が快適に暮すことは
周囲を汚すことによって保たれる。
……
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(
志村ふくみ
)
(
Shimura Fukumi
)
107.
年齢をとらないでいることはできないけれども、年齢をとるごとに、気球が砂の袋を地上におとすように、何かを過去に投げおとしていくことで自分の中だけのバランスをとる。
(
色川武大
)
(
Irokawa Takehiro
)
108.
幸福というものは
ある永続的な状態なのであって、
それはこの世では人間にあたえられないものらしい。
地上ではすべてがたえまない流れのうちにあって、
なにものも不変の姿をもつことはゆるされていない。
……
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(
ジャン・ジャック・ルソー
)
(
Jean Jacques Rousseau
)
109.
地上がすべて墓場となり
ひつそり閑となつたとき、
人間には夢でをはつた
平等の精神が、実現する。
(
金子光晴
)
(
Kaneko Mitsuharu
)
110.
いつか、この地上の生命全体を振り返るとき、
それは自分の全存在の一頁にすぎないものであるかのように、
僕の目に映じるだろう。
そのとき僕は、
同じ渇望に促されて、
さらにその先を知ろうとするだろう。
……
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(
パール・バック
)
(
Pearl Buck
)
111.
どんなものでもキラキラしているんですよ。
黎明期というのは。
だけどそれが現実に資本や国家の論理の中に組み込まれたり、地上のいろんな利害関係の中に組み込まれて、いつの間にか汚れてくるんです。
(
宮崎駿
)
(
Miyazaki Hayao
)
112.
私はいつでも孤独である。
言語に絶えた恐ろしい悲哀を
私一人でじつと?みしめて居なければならない。
生きながら墓場に埋められた人の絶望の声を
地上のだれがきくことが出来るか。
(
萩原朔太郎
)
(
Hagiwara Sakutarou
)
113.
天国はずっと独占事業だったので、
天使たちは、しだいに役人臭をおびてきた。
競争相手の天国がほかにあるわけでもないから、
死んだ人間の魂は、
ほっておいても天国にやってくる。
おそるおそる地上からやってくる魂たちに、
雑談やふざけっこをしながら、
いばりちらしていればよかった。
(
星新一
)
(
Hoshi Shinichi
)
114.
もし人生全体がある意味を持たねばならぬとすれば、
われわれの地上生活の最後の時期は、
およそ下り道ではなくて、
はるかに高い存在の可能をめざすのぼり道でなければならない。
これこそ、
その人生に対する間違いもごまかしもない審判である。
……
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(
カール・ヒルティ
)
(
Carl Hilty
)
115.
凍(い)つる星見上げ地上に生きてをり
(
今橋眞理子
)
(
Imahashi Mariko
)
116.
あまりにも多くの言葉があり、言葉は増殖し、刻一刻と生まれる。
恐ろしくて美しい言葉、言葉、言葉。
語らないものは、たぶん死んでしまうだろう。
語ることを拒み、歯を喰いしばって言葉の奔流にさからうものは、たぶん殺され、地上から消されてしまう。
(
ル・クレジオ
)
(
Le Clezio
)
117.
お辞儀してマフラー垂れて地上かな
(
池田澄子
)
(
Ikeda Sumiko
)
118.
今、私の頭上で、しきりに鳴いている蝉も、何年も地中にひそんで、地上に生を得るのは僅かの日数でしかない。
俳句もまた、おなじようなものだ。
思えば、先祖の遠い昔から、私にうけつがれたものが、何かの機会に、火をふいて出てくるのだ。
……
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(
桂信子
)
(
Katsura Nobuko
)
119.
無限の高さに達した大鵬(たいほう)の目からみれば、
地上の人間の喜びや悲しみ、
あるいは戦争と平和といったことでさえ、
すべてその対立の意味を失い、
青一色のうちに塗りつぶされてしまう。
まさしく万物斉同(ばんぶつせいどう)の境地がそこにある。
(
森三樹三郎
)
(
Mori Mikisaburou
)
120.
限りなき空の広さも虚無である。
地上のすべての形も虚無である。
さあ楽しもうよ、生と死の谷間の宿にいる身だもの。
ああこの一瞬の命すら虚無なのだ。
(
ウマル・ハイヤーム
)
(
Omar Khayyam
)
121.
恋愛とは人間地上で味わうことができる最大のよろこびを人間に獲(え)させる狂気の沙汰である。
(
トーマス・カーライル
)
(
Thomas Carlyle
)
122.
宗教は不滅である。
地上の夜が暗黒を加えるにつれ、天上においてもますますその輝きを増す。
(
トーマス・カーライル
)
(
Thomas Carlyle
)
123.
地上に住む全ての人々を全て知っているわけでもないのだから、誰が世界中で他の者よりも優れているのかということなどわからないのである。
ただ一人を完全に認識する、ということですら難しいのだ。
(
ニコラウス・クサヌス
)
(
Nicolaus Cusanus
)
124.
天が癒すことのできない悲しみは
地上にない。
(
トーマス・モア
)
(
Thomas More
)
125.
「死ね、そして成れ!」──このことをお前がまだ体得しないあいだは、お前はただ暗い地上の陰気な客にすぎないのだ。
(
ゲーテ
)
(
Goethe
)
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