どんなにつらくても5年はやりなさい。
3年で分かったつもりになっちゃだめ。 その後の2年が大切なのよ。 清川虹子[きよかわ・にじこ]
(喜劇女優、1912〜2002) よく「石の上に3年」と言いますが、技能を身につけるには、最低3年かかります。
1年だと、表面的なことをさらっただけにすぎません。 2年だと、技能を習得し始めた段階なので、まだまだ未熟です。 3年たった時点で、ようやく一通りのことを体験し身につけるので、ようやく一人前と見なされるようになるのです。 ■この「3年」という期間は、その分野の難易度によって長くもなるし短くもなります。 職人芸のようなものは、「最低10年」かかるものも少なくありません。 一方、単純作業は「1年」もやれば、「達人」の域になるでしょう。 また、一般に、会社の個々の仕事は、「2〜3年」もやれば、ほぼマスターできると言われています。 ■これらを平均すれば、やはり「3年」というのが技能習得の一つの区切りになります。 「最近の若者は3年で会社を辞める」という根拠にもなっているのでしょう。 ■同じことを3年もやれば、なんだかすべて分かったような感じがするのは、決して、自信過剰によるものではありません。 実際に実力がついているのです。 一通り学んで全体が見わたせるようになるので、個々の作業の意味や他の作業との関連性も見えてくる。 そうすると、迷い無くスムーズに実行できるようになります。 ■物事が「できない」うちは、「できるようになる」ために必死で、しかも、出会うもの全てが新鮮なので、飽きることがありません。 ところが、いざ「できるようになる」と、逆にマンネリを感じ、退屈するようになるものです。 そして、「3年」そこそこでやめてしまうのです。 ■たいていのことは、3年やれば、ほぼマスターできたと自負できるようになれるでしょう。 しかし、実は、その後の年月こそが、本当の意味での「マスター期間」なのです。 最初の3年間は、算数で言えば、いわば基礎問題のマスター期間に過ぎません。 基本的で型にはまった問題が解けるようになっただけなのです。 そこでやめてしまうのは、実にもったいないことです。 ■物事をマスターすることの「本当の目的」は、基礎問題ではなく応用問題を解けるようになることです。 そのためには、「できるようになった」と思っても、もう少しやめずに続けることです。 さらに2年たって、より高度な応用性の高い問題を解けるようになれば、より大きな喜びと素晴らしい技能を得ることができるでしょう。 ■先にも言ったように「3年」「5年」というのは、一つの目安です。 現在の自分が「基礎段階」なのか「応用段階」なのか、「応用段階」に進んでまで自分がやりたい分野なのか、そもそも「応用段階」が存在する分野なのか、それらを冷静に見極めることが一番大切です。
(七瀬音弥:ななせおとや)
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