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日下部(くさかべ)氏(=日下部四郎太博士)のいわゆる少なく読む、その少数の書物にどうしたらめぐり会えるか。
これも親のかたきのようなもので、私の尋ねる敵(かたき)と他の人の敵とは別人であるように私の書物は私が尋ねるよりほかに道はない。 寺田寅彦[てらだ・とらひこ]
(明治〜昭和の物理学者・随筆家・俳人、1878〜1935) 「読書の今昔」 『東京日日新聞』(昭和7年1月) 《関連文》
「二人行脚ににんあんぎゃ」の著者故日下部四郎太(くさかべしろうた)博士がまだ大学院学生で岩石の弾性を研究していたころのことである。 一日氏の机上においてある紙片を見ると英語で座右の銘とでもいったような金言の類が数行書いてあった。 その冒頭の一句が「少なく読み、多く考えよ」というのであった。 他の文句は忘れてしまったが、その当時の自分の心境にこの文句だけが適応したと見えて今でもはっきり記憶に残っている。 今から考えてみると日下部博士のようなオリジナルな頭脳をもった人には、多く読み少なく考えるという事はたといしようと思ってもできない相談であったかもしれない。 書物を開いて、ものの半ページも読んで行くうちに、いろいろの疑問や思いつきが雲のごとくむらがりわき起こって、そのほうの始末に興味を吸収されてしまうような場合が多かったのではないかと想像される。 (寺田寅彦「読書の今昔」より)
〈全文〉
読みたい本、読まなければならない本があまり多い。 みんな読むには一生がいくつあっても足りない。 また、もしかみんな読んだら頭はからっぽになるであろう。 頭をからっぽにする最良法は読書だからである。 __ Link __ それで日下部(くさかべ)氏(=日下部四郎太博士)のいわゆる少なく読む、その少数の書物にどうしたらめぐり会えるか。 これも親のかたきのようなもので、私の尋ねる敵(かたき)と他の人の敵とは別人であるように私の書物は私が尋ねるよりほかに道はない。 __ Link __
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