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[ 名言 ]
煙草について、私の唯一の制限は、
一回に一本より余計の煙草を吸わないことであった。
私はけっして眠っている間は吸わなかった。
そして、眼ざめている間は、
けっしてそれを捨てなかった。

[ 出典 ]
織田作之助[おだ・さくのすけ]
(昭和期前半の小説家、1913〜1947)
「中毒」
『聴雨・螢 織田作之助短篇集』に収載

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〈全文〉
墓銘など、だから私はまかり間違っても作らないつもりである。
よしんば作っても、
スタンダールのように、
「生きた、書いた、恋した」
というような言葉を選べるほど、
私は充実した人生を送って来なかった。
まかりまちがって墓銘を作るとすれば、せいぜい、
「私は煙草を吸った」
と、いう文句ぐらいしか出て来ないであろう。
これで十分である。
私は煙草を吸って来たのだ。
もっとも、そのような文句では余りに芸がないというなら、
「煙草について、私の唯一の制限は、
 一回に一本より余計の煙草を吸わないことであった。
 私はけっして眠っている間は吸わなかった。
 そして、眼ざめている間は、
 けっしてそれを捨てなかった」
とでもすれば、気が利いているだろうか。


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