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今日の
長田弘の名言
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12月2日
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1.
(人生を)日の数で、数えてはいけない。
人生は、夜の数で数えるのだ。
(
長田弘
)
2.
戦争は、いまでは多くが、
宣戦布告による国家間の、終わりをめざす戦いではなくなって、
パニックによって激発する、
終わりのない戦いになっています。
(
長田弘
)
3.
とりもどしたいのは、日常の中で本を読むというのはこういうことなのだという、今はともすれば失われがちな実感です。
(
長田弘
)
4.
(人生の特別な一瞬というのは)そのときはすこしも気づかない。
けれども、あるとき、ふっと、あのときがそうだったのだということに気づいて、思わずふりむく。
(
長田弘
)
5.
何を書くかあらかじめ知って、書いたことがない。
じぶんが惹きつけられる何かがそこにある。
その何かを見つけるために、じぶん自身がそれを知りたいために書く。
(
長田弘
)
6.
われを忘れがちなものを密かに叱呼する、こんな落書き一つ、このごろは見かけることがなくなった。
「右を見よ、左を見よ。
そんなにきょろきょろするな」
(
長田弘
)
7.
「なぜ」と元気にかんがえるかわりに、「そうなっているんだ」という退屈なこたえで、どんな疑問もあっさり打ち消してしまうようになったとき。
・・・そのときだったんだ。
そのとき、きみはもう、一人の子どもじゃなくて、一人のおとなになっていたんだ。
(
長田弘
)
8.
言うことのできないおおくのものでできているのが、
実は、人の人生という小さな時代なのだと思うのです。
(
長田弘
)
9.
すべての人の子はただ死ぬためにのみ
この世に生まれる。
人はこちらの扉から入って、
あちらの扉から出てゆく。
(
長田弘
)
10.
不可能なものはなく、危険なものはないと
全能ぶっても、その日暮らしの、われわれの時代。
(
長田弘
)
11.
子どもの本の翻訳が果たしてきた役割がとても大きいのは、その国の子どもの本を読むことが、その国についての最初のリテラシーになるからです。
(
長田弘
)
12.
人と話することは、じぶんのなかに、他人を存在させることだ。
(
長田弘
)
13.
死は言葉を喪(うしな)うことではない。
沈黙という
まったき言葉で話せるようになる、ということだ。
(
長田弘
)
14.
実際にある言葉を口にして、その言葉で何かを言い表そうとして、どうしてもその言葉で言い表せない、あるいはその言葉で言い切れない、その言葉の外に余ってしまうものがあると感じる。
その感じをくぐるうちに、自分の心のなかにある問題を発見する。
(
長田弘
)
15.
学ぶとは感受性をきたえるということだ。
(
長田弘
)
16.
生まれたところから離れて暮らして、そのあと過ごしたところの方がずっと長くなっても、生まれたところに対して、ずっと故郷という愛着をもちつづけるように、親しんだ本を再読するときには、そこに帰郷したような感覚をもちます。
(
長田弘
)
17.
(家庭における)子どもに対する教え方というのは、それぞれの日々のあり方の中で、教えるということ。
(
長田弘
)
18.
とどまるのが記憶であり、じぶんのうちに確かにとどまって、じぶんの現在の土壌となってきたものは、記憶だ。
(
長田弘
)
19.
言葉で全部言い切って、強気に言ってしまうと、それが非常に強気な表現になるというふうに考えがちですが、強い言葉を語るときは、大体もろいんです。
もろい言葉を語るのは、大体強いんです。
(
長田弘
)
20.
無くなったものなしには、何もないだろう。
わたしたちをつくったのは無くなったものだ。
(
長田弘
)
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