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今日の
長田弘の名言
☆
2月19日
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1.
古本市をのぞいて、
懐かしい本を見て、おもわず手にとる。
その懐かしさを誘うのは、
その本の言葉より、
しばしばその本のもつ雰囲気だ。
たった一冊の本であっても、
その一冊のもつ雰囲気のなかに、
過ぎた時代の雰囲気がのこっていることがある。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
2.
とどまるのが記憶であり、じぶんのうちに確かにとどまって、じぶんの現在の土壌となってきたものは、記憶だ。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
3.
読書は、自分が自分にかける電話のようなもの。
自分で自分と話をする方法なのです。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
4.
(海に)何をしにゆくわけでもなく、
ただ海を見にゆくということにすぎなかったが、
海からの帰りには、
人生にはどんな形容詞もいらない
というごく平凡な真実が、
靴のなかにのこる砂粒のように、胸にのこった。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
5.
実際にある言葉を口にして、
その言葉で何かを言い表そうとして、
どうしてもその言葉で言い表せない、
あるいはその言葉で言い切れない、
その言葉の外に余ってしまうものがあると感じる。
その感じをくぐるうちに、
自分の心のなかにある問題を発見する。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
6.
何歳のときのじぶんが好きですか。
上手に歳をとることができるとおもいますか。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
7.
何もない浜辺で、
何もしない時間を手に、
遠くから走ってくる波を眺める。
そして、何もない浜辺で、
何もしない時間を手に、
波の光がはこぶ海の声を聴く。
眺めることは、聴くことである。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
8.
今日、建物をつくり、市街をつくっているのは、
千の窓だと思う。
建物に窓があるのではないのだ。
いまでは、窓が
建物をつくり、街をつくっている。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
9.
歌はただ歌であるというだけでなく、歌がくれる「何か」なのだ。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
10.
自分がどういう遠近法を持って生きているかということよりも、相手を、対象を見て、対象の語っているものに耳を傾けて、目を凝らすことというのが芸術なんじゃないか。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
11.
戦後六十年という数え方より、昭和の戦争に敗れて戦争はしないと決めてからの、戦争をすることを選ばなかった「不戦六十年」という数え方のほうが、この国に戦争のなかったこの六十年の数え方としては、むしろ当を得ています。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
12.
親しい仲にも秘密がある。
ひとの秘密には手をふれてはいけないのだ。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
13.
石川啄木が「ふるさとの山に向かひて言ふことなしふるさとの山はありがたきかな」と歌った「山」は、山すなわちふるさとであり、ふるさとすなわち友人です。
そこにずっとある山が、「石をもて追はるるごとくふるさとを出でし」啄木には、終生の友人でした。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
14.
現に生きてあるものにとっての現在というのは、
死者にとっての未来だ。
それだからこそ、
親しいものの喪から、わたしが受けとってきたものは、
一人の現在をよりふかく、よく生きるためのことばだったと思える。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
15.
空の下で、樹のことばを、聴くように見、見るように聴く。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
16.
(真実を見つけようと)必死になりすぎるのはまちがいだ。
真実というのは、
遠くに必死に探さなくとも
見つかるはずだ。
すぐ近くにあるのに、
こっちがわからないでいるだけだ。
それが出発点だ。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
17.
素晴らしいものは、誰のものでもないものだ。
「風と砂塵のほかは、何も残らない」
砂漠の歴史の書には、そう記されている。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
18.
言いあらそっても、はじまらない。
口をつぐんで、済むことでもない。
気にくわない、頭にくる、じゃない。
対立する、好きだきらいだ、
そんなじゃない。
相違はただ一つ、
もとめる幸福がちがう。
あるいは、幸福の概念がちがう。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
19.
大空に、四方八方開けた静かな展望台、それが学校だ。
日々、感受性に生気をみなぎらせる、それが教育だ。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
20.
単語一つでも
自分の中に入ってくるときに、
どういうイメージを通って
自分の中に入ってくるかということは
とても重要なことじゃないかなと思います。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
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