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今日の
日本の文豪の名言
☆
4月15日
☆
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1.
(猫というのは)
寝心地がよさそうだと思えば
知らない人の膝でも平気で這上って来る。
こういう身勝手な性質を
私は好まないのだが、
猫好きが猫を讃(ほ)める時には、
よくこの性質をも一緒に讃めている。
(
志賀直哉
)
2.
学問は金(かね)に遠ざかる器械である。
(
夏目漱石
)
3.
人間が変わったのではない。
人間は元来そういうものであり、変わったのは世相の上皮だけのことだ。
(
坂口安吾
)
4.
金のあるものは
金がある為に不正なことをし、
金のないものは
金がない為に不正なことをする。
(
武者小路実篤
)
5.
非常に当然な話だけれども、信念というようなものがなくて生きているのは、あんまり意味のないことである。
(
坂口安吾
)
6.
寂しい道を歩きつづけて来たものでなければ、
どうしてそれほど餓(う)え渇いたように
生の歓びを迎えるということがあろう。
(
島崎藤村
)
7.
友情の価値は、両方が独立性を傷つけずにつきあえるという点にあるのだ。
(
武者小路実篤
)
8.
悪い人間という一種の人間が世の中にあると君は思っているのですか。
そんな鋳型に入れたような悪人は世の中にある筈(はず)がありませんよ。
(
夏目漱石
)
9.
おれなんぞの顔は閲歴がだんだんに痕(こん)を刻み付けた顔で、親に産み付けてもらった顔とは違う。
(
森鴎外
)
10.
美に対する女性の感受性は、凡庸でなければならなかった、機関車を美しいと思うようでは女もおしまいである。
(
三島由紀夫
)
11.
この道より
我を生かす道なし
この道を歩く
(
武者小路実篤
)
12.
百計も尽きたときに、苦悩の果てが一計を生む。
人生、いつの場合も同じである。
(
吉川英治
)
13.
誰でも構わないのよ。
ただ自分でこうと思い込んだ人を愛するのよ。
そうして是非その人に自分を愛させるのよ。
(
夏目漱石
)
14.
どこかに自分の能力を発揮出来、それが進歩の余地があり、心を働かす余裕があれば、幸福を感じる。
(
武者小路実篤
)
15.
人間の挙動も
詩になると舞踊になる。
(
武者小路実篤
)
16.
結婚の利益は、女性の本質を知ることであり、結婚の損失は、女性への幻滅を知ることである。
(
萩原朔太郎
)
17.
無秩序が文学に愛されるのは、文学そのものが秩序の化身だからだ。
(
三島由紀夫
)
18.
病気の時には自分が一歩現実の世を離れた気になる。
他(ひと)も自分を一歩社会から遠ざかったように大目に見てくれる。
こちらには一人前(いちにんまえ)働かなくてすむという安心ができ、向こうにも一人前として取り扱うのが気の毒だという遠慮がある。
そうして健康の時にはとても望めない長閑(のど)かな春がその間から湧(わ)いて出る。
(
夏目漱石
)
19.
待ち受けた夜明けは、何もそう遠いところから白んで来るでもなく、自分の直(す)ぐ足許(あしもと)から開けて行きそうに見えた。
(
島崎藤村
)
20.
細君の愛を他へ移さないようにするのは、夫の義務である。
(
夏目漱石
)
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