名言ナビ
→ トップページ
今日の
日本の文豪の名言
☆
12月18日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
どんな花かて、
見る時と場所とで、
胸にしみることがあるもんや。
(
川端康成
)
2.
この世の中では、他人から見て、可笑しくないほど深刻なことは、あんまりないと考えてよろしい。
人の自殺だって、大笑いのタネになる。
荷風先生の三千万円かかえての野垂れ死にだって、十分、他人にはユーモラスである。
(
三島由紀夫
)
3.
小説家のほうが読者より人生をよく知っていて、人に道標を与えることができる、などというのも完全な迷信です。
小説家自身が人生にアップアップしているのであって、それから木片につかまって、一息ついている姿が、すなわち彼の小説を書いている姿です。
(
三島由紀夫
)
4.
鍍金(めっき)を金に通用させようとする切ない工面より、真鍮(しんちゅう)を真鍮で通して、真鍮相当の侮蔑を我慢する方が楽である。
(
夏目漱石
)
5.
小説というのは、自分を読むんですね。
読者はめいめい自分を読んできたんです。
(
吉川英治
)
6.
男と女とが互いに相手を箒(ほうき)とし、味噌漉(こ)しとし、乳母車とし、貯金箱とし、ミシン機械とし、日用の勝手道具と考える時、もはや必要から別れがたく、夫婦の実の愛情が生ずるのである。
(
萩原朔太郎
)
7.
人間は好き嫌いで働くものだ。
論法で働くものじゃない。
(
夏目漱石
)
8.
(生計を立てる手段を)選んでいれば、築土(ついじ)の下か、道端の土の上で、飢え死にをするばかりである。
そうして、この門の上へ持って来て、犬のように捨てられてしまうばかりである。
(
芥川龍之介
)
9.
男は女を、女は男を要求する。
そしてそれを見出したとき、お互いに不満足を感じる。
(
夏目漱石
)
10.
人は不幸と下劣と醜悪とを甘受して始めて幸福と善美とを得ん。
(
国木田独歩
)
11.
青春ほど死の翳(かげ)を負い、死と背中合せな時期はない。
(
坂口安吾
)
12.
運命は神の考えるものだ。
人間は人間らしく働けばそれで結構だ。
(
夏目漱石
)
13.
男の本質は、マザー・シップ。
(
太宰治
)
14.
果実の熟する如く機熟して相会うところに、真の友情あり。
(
国木田独歩
)
15.
専門家を感心させる小説を書くのは、そう難しくはない。
しかし、素人を侮ってはいけない。
(
山本周五郎
)
16.
死んだ時に人を悲しませないのが、人間最高の美徳さ。
(
川端康成
)
17.
何も贅沢しなければ、幸福になれないと言うことはない。
(
武者小路実篤
)
18.
忘れるにまかせるということが、結局最も美しく思い出すということなんだ。
(
川端康成
)
19.
人は死ぬ瞬間までも、もしかしたら助かるかもしれないと空想し得る力を与えられている。
(
武者小路実篤
)
20.
われわれを支配する道徳は資本主義に毒された封建時代の道徳である。
われわれはほとんど損害のほかに、何の恩恵にも浴していない。
(
芥川龍之介
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ