名言ナビ
→ トップページ
今日の
日本の文豪の名言
☆
11月5日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
本当に転がった者は、起き上がる時になにか得をしている。
(
武者小路実篤
)
2.
(猫というのは)
寝心地がよさそうだと思えば
知らない人の膝でも平気で這上って来る。
こういう身勝手な性質を
私は好まないのだが、
猫好きが猫を讃(ほ)める時には、
よくこの性質をも一緒に讃めている。
(
志賀直哉
)
3.
分からせるように書くと云う一事で、文章の役目は手一杯なのであります。
(
谷崎潤一郎
)
4.
人間はある目的を以(もっ)て、生まれたものではなかった。
之(これ)と反対に、生まれた人間に、始めてある目的が出来て来るのであった。
(
夏目漱石
)
5.
人の一生は曲がり角だらけだ。
(
山本周五郎
)
6.
最初から客観的にある目的を拵(こしら)えて、それを人間に付着するのは、其(その)人間の自由な活動を、既に生まれる時に奪ったと同じ事になる。
(
夏目漱石
)
7.
結婚の話で顔を赤くするうちが女の花だよ。
(
夏目漱石
)
8.
男の世界は思いやりの世界である。
男の社会的な能力とは思いやりの能力である。
武士道の世界は、一見荒々しい世界のように見えながら、現代よりももっと緻密な人間同士の思いやりのうえに、精密に運営されていた。
(
三島由紀夫
)
9.
自分の一生を平和にするためには心を静かにすることが必要だ。
(
武者小路実篤
)
10.
世間の人は虎を、性欲の虎を放し飼いにして、どうかするとその背に乗って滅亡の谷に落ちる。
(
森鴎外
)
11.
忘却の早さと、何ごとも重大視しない情感の浅さこそ、人間の最初の老いの兆しだ。
(
三島由紀夫
)
12.
(愛する人を亡くした)
哀しみで自分をすり減らしちゃいけない。
死んだ人は死んだ人。
人生は生きている者のためにあるのだから。
(
武者小路実篤
)
13.
大地を一歩一歩踏みつけて、手を振って、いい気分で、進まねばならぬ。
急がずに、休まずに。
(
志賀直哉
)
14.
身をすてつるなれば
世の中の事
何かはおそろしからん。
(
樋口一葉
)
15.
人間のすることに、
いちいちわけがなくちゃならないってことはないんじゃないか。
お互い人間てものは、
どうしてそんなことをしたか、
自分でもわからないようなことをするときがあるんじゃないだろうか。
(
山本周五郎
)
16.
昔の恋は詩で今の夫婦は散文である。
(
国木田独歩
)
17.
希望をもてないものが、どうして追憶を慈しむことが出来よう。
(
梶井基次郎
)
18.
画竜点睛(がりょうてんせい)といってね、結婚も確かに点睛の一つだよ。
夫を持ったり、子供を持ったりする度(たび)に、人間の心の眼は開けてゆくものだよ。
(
川端康成
)
19.
欲と愛情、どちらも度が過ぎると身を誤るもとになる。
(
山本周五郎
)
20.
あらゆる社交はおのずから虚偽を必要とするものである。
(
芥川龍之介
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ