名言ナビ
→ トップページ
今日の
日本の文豪の名言
☆
8月4日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
住みにくさが高じると、
安いところへ引き越したくなる。
どこへ越しても住みにくいと悟った時、
詩が生まれて、画(え)ができる。
(
夏目漱石
)
2.
その子二十(はたち)櫛にながるる黒髪の
おごりの春のうつくしきかな
(
与謝野晶子
)
3.
私は無益で精巧な一個の逆説だ。
(
三島由紀夫
)
4.
女人は、生活をともにして自分の内側に入らせないかぎり、愛好すべきものなり。
(
永井荷風
)
5.
先生にあわれみをもつがよろしい。
薄給の教師に、あわれみをもつのがよろしい。
先生という種族は、諸君の逢うあらゆる大人のなかで、一等手強くない大人なのです。
(
三島由紀夫
)
6.
法律の賭博を禁ずるのは賭博による富の分配法そのものを非とする為(ため)ではない。
実は唯(ただ)その経済的ディレッタンティズムを非とする為である。
(
芥川龍之介
)
7.
五月の朝の新緑と薫風(くんぷう)は私の生活を貴族にする。
(
萩原朔太郎
)
8.
最も強い返事をしようと思うときは黙っているに限る。
無言は金である。
(
夏目漱石
)
9.
待ち受けた夜明けは、何もそう遠いところから白んで来るでもなく、自分の直(す)ぐ足許(あしもと)から開けて行きそうに見えた。
(
島崎藤村
)
10.
恋が消えなければ、夫婦の愛情は起こらない。
(
田山花袋
)
11.
時の流れは、崇高なものを、なしくずしに、滑稽なものに変えてゆく。
(
三島由紀夫
)
12.
ユーモアのない人生なんて、凡(およ)そ糞面白くないものだが、
同時に、人生から偶然というものを取り除いてしまえば、随分味気ないことになるだろう。
(
織田作之助
)
13.
武将の大事な資格のひとつは、果断に富むことである。
その果断は、するどい直感力があってこそ生まれる。
(
吉川英治
)
(
『三国志』
)
14.
一々のことばを秤(はかり)の皿に載せるような事をせずに、なんでも言いたい事を言うのは、われわれ青年の特権だね。
(
森鴎外
)
15.
音楽の演奏者や劇の俳優達は技術家である。
彼らは芸術家でない。
なぜといって彼らは真の「創作」をもっていないじゃないか。
(
萩原朔太郎
)
16.
読書、なかんずく小説を読む喜びは、もうひとつの人生を経験することができる、という点にある。
(
山本周五郎
)
17.
努力の生ずる果が佳良(かりょう)ならざることもある。
それは努力の方向が悪いからであるか、
然(しか)らざれば間接(=準備)の努力が欠けて、
直接の努力のみが用いらるるためである。
(
幸田露伴
)
18.
親の生涯の成功か失敗かは、子供の結婚の成功か失敗かにもよるらしい。
(
川端康成
)
19.
生まれ死ぬ。
死ぬ生まれる。
かくて人生は新しく、常に新鮮である。
貴きものが死ねば、又貴きものが生まれる。
(
武者小路実篤
)
20.
十のもので百のたたかいをする力は自分にはない。
けれども十のものを十だけにたたかいきることはできそうだ。
(
山本周五郎
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ