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( ビクシュ )
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( 三井修 )
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自分が現在ここに存在している。
それはたしかな事実にちがいないが、 その現在と、自分がここに至るまでの過程を思い出してみると、 その九〇パーセントくらいは 必然より偶然によるものだ と感じないわけにはゆかない。
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どう考えても才能らしきものの見当らぬ私にとって、
現在かくある小説家という職業そのものが 奇蹟であった。 いわば大空への飛翔を夢見た少年が、 がむしゃらに徒手空拳を振り回すうちに、 鳥になったようなものである。
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