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寺山修司の名言
Terayama Shuuji

寺山修司［てらやま・しゅうじ］
（劇作家・詩人・歌人、1935〜1983）
｜1−100｜
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｜301−400｜
｜401−500｜
｜501−537｜
［ テーマ別今日の名言 ］
《 星座別名言と運勢 》
《 血液型別名言と運勢 》
501.
（差別の）問題は、
むしろその差別につきまとう幻想と、
それが生み出す集団的な虚構性の裡(うち)にある。
差別によって正邪(せいじゃ)、美醜(びしゅう)を生み出している相互的な関係が、
被害者に抑圧を加えているのである。
（ 寺山修司 ）
502.
社会のシステムや管理の中で、
なんの役割りも与えられていない、
なんの特権も与えられていない人間が
ものを言いたい時に、
言う方法をどのように持つかを考えてやらないと、
代替のきかない最小限の人間の
衝動を禁ずることになる。
（ 寺山修司 ）
503.
日本の政治家は政治的言語のボキャブラリーが乏しい。
というより、
日本人はもともと
政治的言語を使い馴れていない国民だったのではないか、
という気がします。
（ 寺山修司 ）
504.
読書にとっては
「作家論」などより
「読者論」のほうが、はるかに重大だ。
（ 寺山修司 ）
505.
まったく、思いがけない一行でも、
それが、だれかに行動の機会を作ることが出来たとしたら、
一行の作者の意図など問題にならないことだろう。
（ 寺山修司 ）
506.
書物と人生との出会いは、
しばしば偶然のものであり、
だからこそ、たった一行の詩句で
人が死んだりすることもあるのである。
（ 寺山修司 ）
507.
ふだん美徳だと思っていることだって、
本当に自分が、自身の人生を形成しようとする見地に立って考えてみた場合、
全く無意味だったり、
妨げになっていたりすることだってあるのです。
（ 寺山修司 ）
508.
悪口をいわれっ放しでいる傲岸さは、
けっきょくだれにも「悪口をいわれないような、つまらぬ奴」になってゆく危険があります。
しかし、現代にあって、
人に悪口をいわれぬような人とは、
おそらく無能な人であろう、
というのがわたしの推理であります。
（ 寺山修司 ）
509.
銭湯へ行くと、
体を洗うたのしみもそうだが、
近頃の噂ばなしがきける。
式亭三馬は、その「浮世風呂」の中で
「つらつら監(かんがみ)るに、銭湯ほどちかみちの教訓なるはなし」
と書いている。
（ 寺山修司 ）
510.
親は自分がえらび出した人間ではないが、
友人や恋人は、
自分が「選ぶ」ことによって関係の生じた人間である。
親なんかより、はるかに自分に身近なのは
「自分が選んだ他人」なのだ。
（ 寺山修司 ）
511.
「阿呆(あほう)も狂気も、それ自体として捉(とら)えられたことは一度もなかった。
　それらを捉えている歴史上の総体──さまざまの概念、さまざまの制度、法治と治安上の処置によって作りあげられてしまったのです。
　
（ 寺山修司 ）
512.
この世で一番小さな時計は、「まだ生まれない赤ちゃんの心臓」。
振り子の音で目を醒まし、人生をはじめるからです。
（ 寺山修司 ）
513.
現在形のまま進行しているものにだけ、生の燃焼と同じはげしさで、死もまた燃焼しているのだと言うことが出来る。
（ 寺山修司 ）
514.
同じ鳥でも飛ばない鳥はなあんだ？
それはひとり　という鳥だ
（ 寺山修司 ）
515.
海で死んだ若ものは
すべて　太陽のなかに葬(ほうむ)られる
（ 寺山修司 ）
516.
ダミアはシャンソンで、
「海で死んだ人は、みんなカモメになってしまう」
と歌いましたが、カモメになれなかった溺死(できし)の少女は、今も海の底に沈んでいます。
だから、ひとはだれでも青い海を見ていると悲しくなってしまうのです。
（ 寺山修司 ）
517.
言葉は体験の肉であり、皮である。
（ 寺山修司 ）
518.
私たちはつねに生死一致の瞬間を夢見、「いかに生くべきか」という問いかけと「いかに死ぬべきか」という問いかけとのあいだを、歴史が引きはなしてしまわぬことを望んでいる。
（ 寺山修司 ）
519.
ぼくのなかで海が死ぬとき、ぼくははじめて人を愛することが出来るだろう。
（ 寺山修司 ）
520.
家出の実践は政治的な解放のリミットを越えたところでの、自立と自我の最初の里程標(りていひょう)をしるすことになるだろう。
（ 寺山修司 ）
521.
ああ、うまいこと自分自身に化けたもんだな、これはあたしにそっくりだ。
しかも、誰にも見せたことのないほんもののあたしにそっくり。
（ 寺山修司 ）
522.
女がじぶんのための歌をもって自立したときから、愛することを知るのだ。
（ 寺山修司 ）
523.
過去の再創造のための想像力だけが歴史の運命にかかわることができる。
一切の幻影によって作詞された世界、その偶然性を組織する叙述力、ドラマツルギー……それらをして雄弁たらしめよ。
（ 寺山修司 ）
524.
木という字を一つ書きました
一本じゃかわいそうだから
と思ってもう一本ならべると
林という字になりました
（ 寺山修司 ）
525.
あなたを怒らせて
あなたの中の「他人」をひきずり出してやらなきゃね。
（ 寺山修司 ）
526.
現代の機械は、たいてい〈他殺機〉である。
（ 寺山修司 ）
527.
たのしいセックスができることは、
ダンスや歌がうまかったり、
絵に秀(すぐ)れていたり、
演技が上手だったりするのと同じように
その人の教養であり、才能でもあるべきです。
（ 寺山修司 ）
528.
詩や音楽が「精神的な化粧品」であるように、
性もまた「精神的な化粧品」であると思われます。
（ 寺山修司 ）
529.
セックスには、三つの側面があると考えられます。
その一つは生殖を目的とするものですが、他の一つは人間的なつながり、愛などを表現するものであり、そしてあとの一つは快楽を手段とした、遊びまたは文化として存在するべきなのです。
（ 寺山修司 ）
530.
歴史には、何の目的も使命もない、というのが、私の少年時代からの一つの精神の綱領(こうりょう)となっていた。
それは「流れる雲の赴(おもむ)く彼方(かなた)」に、雲のユートピアが存在しない、というほどの意味であり、歴史にメシアニズムなどを求めてはならないのだ、という私自身の戒律でもあった。
（ 寺山修司 ）

531.
なみだは
人間の作るいちばん小さな海です。
（ 寺山修司 ）
532.
すべての文明は
魂の内在的な出会い方がえがく軌跡だ。
あらゆる文化の成立ち（=成立）は、運命であり、
その死滅もまた運命である。
（ 寺山修司 ）
533.
従来の日本人は魂の鎖国令の中で、春夏秋冬をくりかえす反復性を重んじたが、私はそうした歴史主義を打破して、地理的、対話的に旅しながら問い、去りながら生成したい、と思ったのである。
（ 寺山修司 ）
534.
すべての言葉は重苦しきもののために作られたるにあらずや。
すべての言葉は軽快なるものに偽りを告(つ)ぐるにあらずや。
うたえ、
もはや語ることをなすな！
（ 寺山修司 ）
535.
ことばで
一羽の鴎(かもめ)を
撃ち落とすことができるか
（ 寺山修司 ）
536.
思い出ということばは、科学を裏切る。
人は思い出を持つことができるが、事物は思い出を持つことが出来ないからである。
（ 寺山修司 ）
537.
偶然のない人生ってやつもあるのさ。
（ 寺山修司 ）
以上
【 寺山修司の名言 】
全部で、537件
　
　
★ ★ ★ ★ ★
以下、ランダム名言コーナー
1.
応えられた祈りは怖い。
責任が含まれているからだ。
自分がそれを頼んだからだ。
それを得たからには、どうすべきかが問題となる。
でなければなぜ「願い事には気をつけよ、本当にかなうかもしれないから」という用心深い慣用句があるのか？
（ ジュリア・キャメロン ）
（ Julia Cameron ）
2.
ある人があることをぼくにはなすと、
ぼくはすぐ、それをはなしの内容（＝小説・随筆のネタ）にしてしまう。
そのほうが、
そのはなしをほかの人につたえるのにも便利だ。
ほら、はなし（内容）にしてしまう。
（ 田中小実昌 ）
（ Tanaka Komimasa ）
3.
危険を冒さない人は、何も行わず、何も得ず、無に等しい。
苦しみや悲しみを避けることはできても、彼は学ぶことも、感じることも、変化することも、成長することも、生きることも、そして愛することもできない。
（ レオ・ブスカーリア ）
（ Leo Buscaglia ）
4.
離婚原因は、昨日の出来事ではない。
（ 加藤諦三 ）
（ Katou Taizou ）
5.
一般に、「守るものができると人は強くなる」という、守るものを持つメリットばかりが強調される。
だが、「守るものがあると身動きが取れなくなる」というデメリットも、よく覚えておかなければいけない。
（ 七瀬音弥 ）
（ Nanase Otoya ）
6.
国家は抽象的なもので、市民に広くうけいれられるときはじめて実在するといえる。
が、国家は現実にあるもので、全体をおおうその存在が、個人の意思や活動のなかで生かされねばならない。
（ ヘーゲル ）
（ Hegel ）
7.
「……これ以上は、世間が、ゆるさないからな」
（中略）「世間というのは、君じゃないか」
（ 太宰治 ）
（ Dazai Osamu ）
8.
「こんなはずじゃなかった」と言う人ほど、こんなはずだった。
（ 七瀬音弥 ）
（ Nanase Otoya ）
9.
人諍(いさか)いと論を好むなかれ。
（ 一般のことわざ・格言 ）
（ Ippan saying ）
10.
嫉妬において想像力が働くのは
その中に混入しているなんらかの愛に依(よ)ってである。
（ 三木清 ）
（ Miki Kiyoshi ）
11.
他人からされたら怒るようなことを人にしてはいけない。
（ ソクラテス ）
（ Sokrates2 ）
12.
一匹の虫をその苦しみから救うことによって、
わたしは人間が生物に対してたえず犯している
新しい罪のいくぶんかを減じようとしているのだ。
（ シュバイツァー ）
（ Albert Schweitzer ）
13.
人が友情を望むのは、
自己の無力や貧しさのためではないか。
つまり、お互いに尽くしたり尽くされたりして、
自分一人ではできないことを他人からしてもらったり、
また、こちらからも仕返すということではないか。
（ キケロ ）
（ Cicero ）
14.
傷を舐めるということが、
「癒し」ではありません。
（ 金盛浦子 ）
（ Kanamori Urako ）
15.
「（あすなろは）
あすは檜(ひのき)になろう、あすは檜になろうと
一生懸命考えている木よ。
でも、永久に檜にはなれないんだって！
それであすなろって言うのよ」
「僕だけかな」
「何が？」
「あすなろなのは！」
「だって貴方はあすなろ（→続きはクリック）
（ 井上靖 ）
（ Inoue Yasushi ）
16.
無個性な優等生になるよりも、
個性的な劣等生になったほうが、
人生が面白くなる。
（ 七瀬音弥 ）
（ Nanase Otoya ）
17.
涙の数だけ強くなるんじゃない。
努力の数だけ強くなるんだ。
（ 七瀬音弥 ）
（ Nanase Otoya ）
18.
何もかも何故(なぜ)と聞く子と夕焼見る
（ 今井千鶴子 ）
（ Imai Chizuko ）
19.
目に見える裏切りなど知れている。
本当に恐ろしいのは目に見えぬ裏切りですよ。
（ 漫画・アニメ『BLEACH』 ）
（ Bleach ）
20.
慈善は婦人の徳、寛大は男子の徳。
（ アダム・スミス ）
（ Adam Smith ）
21.
川面(かわも)吹き青田(あおた)吹き風袖にみつ
（ 平塚らいてう ）
（ Hiratsuka Raichou ）
22.
恋は稲の苗のようなものだ。
他の場所に移植されても生育する。
（ マダガスカルのことわざ・格言 ）
（ Madagascar saying ）
23.
まず自分自身を最大限に発揮することを考えなさい。
そしてそうなることを確信しなさい。
具体的には、就寝前にそうなることを自己暗示してから眠ることです。
この習慣を身につければ、遠からずあなたは天職に出会うはずです。
（ ジョセフ・マーフィー ）
（ Joseph Murphy ）
24.
判断は人間の首から上の作業でよいが、
決断は違います。
全身全霊からのアクションです。
（ 伊藤淳二 ）
（ Itou Junji ）
25.
私の盃は大きくはないが、私は、私の盃で飲む。
（ アルフレッド・ド・ミュッセ ）
（ Alfred de Musset ）
26.
片思いでウジウジ悩んでいると、すべてがマイナス方向に動いてしまう。
好きだという気持ちを相手に正直に告白することで、やっとゼロの地点に立てるんです。
（ 南美希子 ）
27.
現実的になれ、と忠告する人々はいつの世の中にもいる。
夢を潰し、人生を貧しくするのが自分の務めと思っている人々である。
しかし、ありがたいことに、人の持つ理想を励まし、人の目標に喜んで付き合おうとする人が、少数だが必ずいるものだ。
（ マックギニス ）
28.
愛の迷路にふみ迷っている人間にとって、
愛することと愛されることとを
厳密に区別することは出来ない。
（ 福永武彦 ）
（ Fukunaga Takehiko ）
29.
問いをだす作家もあれば
解答をだす作家もあるだろう。
問いだけしかださない作家が
解答をだす作家におとるということが、
いったいそんなことが誰に言えるだろうか。
（ 開高健 ）
（ Kaikou Takeshi ）
30.
個人や組織の学習スピードこそが、
特に知識集約型産業においては、
唯一の競争優位性となる。
（ レイ・スターク ）
（ Ray Stark ）
31.
（会話では）いっぺんに話す量を短くまとめることが大事。
少し話して少し聞いて、という受け渡しがスムーズになれば楽しい会話ができる。
（ 『「できる人」の話し方』 ）
32.
私は無信仰だ。
だが、決して不信仰とはならないだろう。
（ アンドレ・ジッド ）
（ Andre Gide ）
33.
ぐずぐずすることより、行動することを選びなさい。
（ オグ・マンディーノ ）
（ Og Mandino ）
34.
男が支配する世界より悪いものは思いつかない。
ただし女が支配する世界を除けば。
（ ナンシー・アスター ）
（ Nancy Astor ）
35.
女に対し、興味しんしんの男は、女をホメたり、女の話に耳かたむけたり、女にホメられたがったりするから可愛げもある。
それが男の力になる。
（ 田辺聖子 ）
（ Tanabe Seiko ）
36.
つまずくたびに
嘆いたり、人をうらやんだり、
自分を責めてばかりでは、
心は居場所を見失ってしまいます。
（ 加藤諦三 ）
（ Katou Taizou ）
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