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今日の
長田弘の名言
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11月18日
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1.
子どもの本の場合、子どものためでなく、自分の中の子どもだった時代に向けて書いていることが多いですね。
(
長田弘
)
2.
亡くなった人が後に遺(のこ)してゆくのは、その人の生きられなかった時間であり、その死者の生きられなかった時間を、ここに在(あ)るじぶんがこうしていま生きているのだ。
(
長田弘
)
3.
他にどう言っていいかわからない感情を、いっぱいに容れる旋律をもった言葉が、歌だ。
(
長田弘
)
4.
人間が言葉をつくるのではありません。
言葉のなかに生まれて、言葉のなかに育ってゆくのが、人間です。
(
長田弘
)
5.
故郷というのは、変わらない風景のことだろうか。
ほんとうは、変わってしまった時代のことなのではないか。
(
長田弘
)
6.
アップライトという古いピアノは、立派なグランドピアノにない、自分たちの生きてきた証しとしてのなつかしさを持ったピアノなんです。
(
長田弘
)
7.
読書の鉄則は、ただ一つです。
最初に良書ありき、ではありません。
下手な鉄砲、数撃ちゃ当たる、です。
(
長田弘
)
8.
正しかったか、間違いだったか、
それが、人生の秤(はかり)だとは思わない。
(
長田弘
)
9.
本を開くということは、
心を閉ざすのではなく、
心を開くということです。
いま、自分の目のとどくところに、
あるいは、自分の手に、
どんな本があるか。
そのことを自問することから、
読書というのははじまる。
(
長田弘
)
10.
泣きながら生まれてきて、
黙って死んでゆくのだ。
人は年老いた幼児として。
(
長田弘
)
11.
人と話すことは、喋ることではない。
人の言葉のなかにある沈黙を受けとる、ということだ。
(
長田弘
)
12.
街歩きというのは、室内から外に出なければいけない。
室内を出るということは、自分の心の外に出るということです。
自分の心の外に出て、外の情景のなかへ自分から入ってゆく。
(
長田弘
)
13.
生命というのは、すべて完全無欠だ、
クソムシだろうと、人間だろうと。
世の中に無意味なものは、何一つない。
(
長田弘
)
14.
なぜ?
どうしてなの?
と子どものように
世界に質問を浴びせつづけなさい
(
長田弘
)
15.
このさかしまな世では、すべてが逆だ。
騒音のうちにしか、静けさがない。
困苦のうちにしか、尊厳がない。
(
長田弘
)
16.
わたしたちが盆に、あるいは正月に、自分の「くに」に帰るという「くに」は郷土、故郷、すなわち地方を意味します。
その「くに」という言葉が「国」になって、地方がなくなって、親しい風景をもたない、国家としての「国」という抽象的な言葉しかいまは残っていないのが「国」という言葉の感覚です。
(
長田弘
)
17.
素晴らしいものは、誰のものでもないものだ。
「風と砂塵のほかは、何も残らない」
砂漠の歴史の書には、そう記されている。
(
長田弘
)
18.
「間」とか「呼吸」とか「気配」とか、
活字にあらわれない表現が、
口をとおすと、はいってくる。
(中略)「語り口」をつかまえて読むと、
遠いとおもってる本だってちかづいてくる。
(
長田弘
)
19.
九十九年生きても、人の一生は一瞬なのだ。
(
長田弘
)
20.
樹を見ることは、樹を見上げることだった。
樹を見上げることは、樹の下に立ちどまることだった。
樹の下に立ちどまることは、時間のなかに立ちどまることだった。
時間のなかに立ちどまることは、黙ることだった。
黙ることは、聴くことだった。
聴くとは、樹のことばを聴くことだった。
樹のことばを聴くことが、樹を見ることだった。
(
長田弘
)
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