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今日の
長田弘の名言
☆ １１月１１日 ☆
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1.
｢なぜ｣という問い。
ものの不思議をたずね、
辛抱づよく考えぬくこと。
探求は、たくましい頭を必要とする労働だ。
耳で考え、目で考え、
足で考え、手で考えるのだ。
（ 長田弘 ）
2.
学校で学ばなかった。自分で学んだ。
試みて学んだ。耳を澄まして学んだ。
（ 長田弘 ）
3.
歌は人びとの記憶がそこにある場所です。
（ 長田弘 ）
4.
本然的に、自分は自分の時間をよく生きようとする存在なんだということを思いさだめることができなくては。
（ 長田弘 ）
5.
子どもを独特の小さな世界をもつ人間にするものは、希望です。
（ 長田弘 ）
6.
おおきな空の下で、
いつもおおきな山を見てそだったことは、
そのときそんなふうにおもっていたわけではないが、
いまふりかえってみると、
子どものわたしにとって代えがたい日々の経験だった。
（ 長田弘 ）
7.
あなたにとって、あるいはあなたの知らない人びと、あなたを知らない人びとにとって、幸福って何だとおもいますか。
（ 長田弘 ）
8.
目を開けて、見るだけでよかった。
耳を澄ませて、聴くだけでよかった。
どこにでもない。この世の目ざましい真実は、
いつでも目のまえの、ありふれた光景のなかにある。
（ 長田弘 ）
9.
川の流れを見つめるとき、ひとは自分の心の中を見つめている。
川の色に、じぶんの心の色を見ている。
旅をする。
街を歩く。
曲がり角を曲がる。
そして、気づく。
ここはどこなのか、わたしは今、どこにいるか、と。
（ 長田弘 ）
10.
ひとは死ぬ。
赤ん坊が生まれる。
ひとの歴史は、それだけだ。
そうやって、この百年が過ぎてゆくのだ。
何事もなかったかのように。
（ 長田弘 ）
11.
国家としての「国」という言葉ができたのは、明治維新以降、世界史的にみても、19世紀の半ば過ぎからこっちにすぎません。
（ 長田弘 ）
12.
あなたにとって
「わたしたち」というのは、
誰ですか。
（ 長田弘 ）
13.
習慣というのは、ただの慣性なのでなく、生き物が生き物である素質でもあれば、能力でもある。
（ 長田弘 ）
14.
海を前にする時、言葉は不要だと思う。
（ 長田弘 ）
15.
うつくしいものの話をしよう。
いつからだろう。ふと気がつくと、
うつくしいということばを、ためらわず
口にすることを、誰もしなくなった。
そしてわたしたちの会話は貧しくなった。
（ 長田弘 ）
16.
一人前になるとは
不正に反対することをみずから宣言できるようになること。
（ 長田弘 ）
17.
瞬間でもない、永劫でもない、過去でもない、一日がひとの人生をきざむもっとも大切な時の単位だ。
（ 長田弘 ）
18.
古本市をのぞいて、
懐かしい本を見て、おもわず手にとる。
その懐かしさを誘うのは、
その本の言葉より、
しばしばその本のもつ雰囲気だ。
（中略）その一冊の本に、
遠いかつての友人を思い出すこともある。
その友人がずっと昔、
その本を持ち歩いていたのだ。
その本の表情に、
そのときの友人の表情がかさなって見える。
（ 長田弘 ）
19.
木の家に住むことは、聴くことである。
窓を開けることは、聴くことである。
街を歩くことは、聴くことである。
考えることは、聴くことである。
（ 長田弘 ）
20.
そこに人間がいると確かにかんじられる風景というのは、ものみなが静かに笑っているような風景が、そうじゃないだろうか。
そうおもうのです。
（ 長田弘 ）
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