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今日の
長田弘の名言
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10月29日
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1.
ふだんは気づきもしないが、確実にそこにある何か、何かとしかいえないような何かが、毎日の暮らしのなかにある。
けれども、もしこうあるべきだという考えを先に立てて毎日の暮らしをふりかえっても、そうした何かは、きっと掴(つか)まえることができない。
(
長田弘
)
2.
泣きながら生まれてきて、
黙って死んでゆくのだ。
人は年老いた幼児として。
(
長田弘
)
3.
人生「なぜ」と坐ってかんがえるのもいいが、
知恵ってやつは「なぜ」だけでは解けない。
本質をたのしむ、それが知恵だ。
(
長田弘
)
4.
(人は)風景によって生かされているという歴史を残さないと、そういう残し方を考えていかないと、記録や映像だけでは体験というのは伝わっていかない。
(
長田弘
)
5.
どれほど時代が変わろうと、
ひとはこの世に、
原初のままに生まれます。
そうして、誰もがこの世でじぶんが最初の人間であるかのように、
大気を息し、声を発して、ことばを覚え、
やがて、みずからじぶんの現在を生きる一人になってゆきます。
育つというのは、
原初から現在への時間を、
ひとが一心に、ふかぶかと生きてゆくということです。
(
長田弘
)
6.
おやすみなさい希望を数えて
(
長田弘
)
7.
今日、ひつようなのは、一日一日の、
静かな冒険のためのことば、祈ることばだ。
(
長田弘
)
8.
当事者というのは、全身麻酔を受けている手術患者と同じで、自分が一番何も知らない。
当事者に聞けば全部がわかるということは違うんじゃないか。
(
長田弘
)
9.
口は黙っていても、
手の動きはそれを裏切るだろう。
言葉じゃない。はじめに手と足。
二本の手と二本の足にまなべ。
足が歩いたところを、
頭はかんがえなければならない。
(
長田弘
)
10.
ことばのちからは、どれだけ沈黙をつつめるかで、どれだけ言い表せるかとはちがうだろう。
(
長田弘
)
11.
歩くことは、あなたが見知らぬ人びとや見知らぬものや自然を見てすぎながら、その人たちやものや自然から、言葉や形や色でもって語りかけられるということだし、つぎに、あなたのほうでもそれらに語りかけないわけにはゆかないということだ。
(
長田弘
)
12.
いまだって、街の図書館にある絵本の部屋は、
椅子ででなく、床に坐って、
本を床に横に置いて
読むことができるようになっています。
横に置くほうが、
本は本として自由なんです。
絵本は本来、
横にあるいは床に置かれてある世界のものなんじゃないでしょうか。
(
長田弘
)
13.
見る。ただそれだけだ。
花を見ることは、花たちと話すことだった。
(
長田弘
)
14.
街のリズムということをかんがえる。
街のリズムというのは、街を歩く人の「歩く」リズムだ。
その街がどんな街か。
そのことをもっともよく語るのは、歩く人の「歩く」リズムだ。
(
長田弘
)
15.
口に出して言ってみるまでは、
そうだとじぶんでもおもっていない。
口に出して言ってみたばかりに、
その言葉をじぶんで追いかけるのだ。
(
長田弘
)
16.
自分というのはだれなんだろう。
どうやって「わたし」や「ぼく」は、一人の自分になってきたんだろう。
このいちばん古くて、いつでも新しい問いを、自分のことばで書きとめること。
(
長田弘
)
17.
戦争の言葉で信じられるのは、無言の言葉だけです。
(
長田弘
)
18.
言葉には、二つあります。
一つは、他者を確かめる言葉です。
挨拶の言葉。
手紙の言葉。
電話の言葉。
もう一つは、自分を確かめる言葉です。
ここに自分がいると感じられる言葉、
自分を確かめるための、
あるいはそのための方法としての言葉です。
(
長田弘
)
19.
わたしが本について、(語っているの)ではなく、わたしが本によって語られている。
(
長田弘
)
20.
どうして、わたしたちは
騒々しくしか生きられないのか?
(
長田弘
)
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