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今日の
長田弘の名言
☆
7月15日
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1.
いま、例えば政治を語る言葉、経済を語る言葉、あるいはその他の言葉の中で一番見落とされているのは、「いいあんばいに生きる」というところがないこと。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
2.
言葉はわたしにとってどのようにも「完全」な言葉ではありえない。
むしろ不完全な言葉が不完全な人間としてのわたしを絶えず喚起するということにこそ、わたしは言葉の力をみとめたい。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
3.
言い切る、言い切れることは。
思い切る、思い切れるものは。
使い切る、使えることばは。
とことん無くし切る、無くせるものは。
それでもなお、その後に
のこってゆく、ごく僅(わず)かなもの。
はっきりと感じている。けれども、
はっきりと表すことのできないもの。
きっと、無言でしか表せない、
とても微(かす)かなもの。
冬の木漏れ日のような、
ある種の静けさのようなもの。
もしも、魂というものがあるなら、
その、何もないくらい、小さなものが
そうなんじゃないか。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
4.
本は読んでも忘れることができる、
忘れたらもう一回読めばいいという文化なのです。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
5.
図書館はまさに「蓄える」文化そのものであり、
アレキサンドリア文明の生気となったのは「蓄える」文化です。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
6.
貝殻をひろうように、身をかがめて言葉をひろえ。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
7.
詩は感情をあらわす言葉ではありません。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
8.
何をなすべきかを語る言葉は、
果敢な言葉。
しばしば戦端をひらいてきた言葉です。
何をなすべきでないかを語る言葉は、
留保の言葉。
戦争の終わりにつねにのこされてきた言葉です。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
9.
幸福とは、単純な真実だ。
必要最小限プラス1。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
10.
じぶんの生きた時代をひとはもう一つの故郷としてもっている。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
11.
ありふれた三ツ葉のクローヴァーのなかに、
ないかもしれない四ツ葉のクローヴァーを見つける
無償の行為こそ、
幸運を意味する四ツ葉のクローヴァーという言葉の
情感をもたらしてきた。
葉が四つあるクローヴァーがそこにあれば、
それが四ツ葉のクローヴァーなのではなかった。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
12.
ひとのもつもっとも古い財産である言葉を、つねに現在にむかって更新するのが、詩の言葉のはたらきです。
詩とよばれるのは、言葉のなかにある現在のことです。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
13.
この国(=日本)のはじめた戦争にとってまっさきに明らかだったことが、そもそも戦争に必要なものをこの国は何一つもっていないという簡明な事実です。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
14.
人は何でできているか。
人は言葉でできている、
そういう存在なのだと思うのです。
言葉は、
人の道具ではなく、
人の素材なのだということです。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
15.
平和というのは、平和とはこういうことなんだといおうとすると、どうしてもちがってしまうような言葉なんですね。
しかし、平和という言葉は、平和とはこういうものだということをいう言葉ではないのだ、とおもう。
わたしは、平和という言葉がよくわからない言葉であるということを、むしろ重く考えたいんです。
よく分からない言葉だから、それは繰り返し問いかけてきて、かんがえさせられる言葉なんだとおもうのです。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
16.
立ちどまらなければ
ゆけない場所がある。
何もないところにしか
見つけられないものがある。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
17.
対象を愛すること。
対象を愛することは人生を愛することだ。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
18.
机の上に、無造作に、
散らばっているとしか見えない、
小さなものすべてが、
今日という、とりあえずの、
人生の一日に、必要なもののすべて。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
19.
研がざれば光なしと言うが、感受性もおなじだ。
秘境も絶景もないが、遠くの街の日常を訪ねる旅の時間には、じぶんの感受性を更新できる、不思議な時間が隠れている。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
20.
わたしたちは、ことばというものを、それぞれの頭の中、心の中にもっている自分の字引きによって理解します。
めいめいが胸にもつその自分の字引きが、どんどん薄くなってきているのではないか。
感じ、考え、思うことを、自分のことばで、きちんと、生き生きと言い表すということが、びっくりするほど下手になってきている。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
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