名言ナビ
→ トップページ
今日の
長田弘の名言
☆
3月16日
☆
→ 日別名言メニュー
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
平和というのは、平和とはこういうことなんだといおうとすると、どうしてもちがってしまうような言葉なんですね。
しかし、平和という言葉は、平和とはこういうものだということをいう言葉ではないのだ、とおもう。
わたしは、平和という言葉がよくわからない言葉であるということを、むしろ重く考えたいんです。
よく分からない言葉だから、それは繰り返し問いかけてきて、かんがえさせられる言葉なんだとおもうのです。
(
長田弘
)
2.
わかってくれるはずと、思っていた。
間違っていた。誰も何もわかってくれない。
きみは、そのことに気づいていたか?
(
長田弘
)
3.
書かれた文字だけが本ではない。
日の光り、星の瞬き、鳥の声、
川の音だって、本なのだ。
ブナの林の静けさも、
ハナミズキの白い花々も、
おおきな孤独なケヤキの木も、本だ。
(
長田弘
)
4.
ふと気がつくと、いつしかもう、あまり「なぜ」という言葉を口にしなくなっている。
そのときだったんだ。
そのとき、きみはもう、ひとりの子どもじゃなくて、一人のおとなになっていたんだ。
(
長田弘
)
5.
私たちは、じぶんたちで手に入れられることを
他人にもとめて、時間を空費しようとおもわない。
(
長田弘
)
6.
言葉とは、この世とわたしとの関係のしかたなのだ。
(
長田弘
)
7.
どこまでも明確な言葉をもとめて、
言い切れるところまで言い切って、
なお言い切れない何かが一滴のこる。
その透明な一滴が言葉を光らせるのだ。
(
長田弘
)
8.
たとえ愚かにしか、
生きられなくても
愚かな賢者のように、
生きようとは思わない。
(
長田弘
)
9.
この世でいちばん難しいのは、いちばん簡単なこと。
(
長田弘
)
10.
わたしたちは、ことばというものを、それぞれの頭の中、心の中にもっている自分の字引きによって理解します。
めいめいが胸にもつその自分の字引きが、どんどん薄くなってきているのではないか。
感じ、考え、思うことを、自分のことばで、きちんと、生き生きと言い表すということが、びっくりするほど下手になってきている。
(
長田弘
)
11.
変わるというのは、何ひとつ変わらないように見えていて、いつか気がつくと大きく変わっていくこと。
(
長田弘
)
12.
日常がすべてであるような時代の特徴は、むしろ特徴がないことです。
何が大切かが見えにくい。
坦々として、ありふれていて、何の変哲もないとしか見えない。
平穏であることをのぞまない近代の物差しで測れば、間尺(ましゃく)にあわない時代です。
(
長田弘
)
13.
子どもにとっても、大人にとっても原点なんですよね、子どもの本が。
(
長田弘
)
14.
言葉でいえない、かたちはとりにくいけれども、はっきりそこにあると感じられる問題というものを、一つずつ自分の心のなかに発見してゆくということが、ひとが成長すること、歳をとるということだろう。
(
長田弘
)
15.
習慣のいちばんの特質というのは、それが不文律であるということです。
習慣というのは、明文化された定められたものではありません。
コモンセンス、コモンロー同様、もっと漠然とした、なかなか言葉にできないようなあいまいなもの、あいまいだけれども、じぶんにはしかと感じられるじぶんをささえるもの、他の人と共有される或るもの、です。
(
長田弘
)
16.
歩くことは読むことである。
(
長田弘
)
17.
私が語るのではない。私をとおして
この世界が語るのだ。
(
長田弘
)
18.
(本は)わからないままに読んで夢中になることだってある。
そういうところに、むしろ本の不思議な魅力はある。
(
長田弘
)
19.
海辺があるいは浜辺が
訪れるものにいつの時も語って来たのは、
地球というものを
原初からずっと支えて来て、
今も支えているもの。
地球を、地球をたらしめている調和というもの。
そういうものを思い出させる秘密ではないでしょうか。
(
長田弘
)
20.
ストーリーをつくるのは言葉です。
そのことをよくよく表しているのがマンガで、マンガは絵だとおもわれているけれど、違いますよね。
言葉がなかったらマンガはマンガにならないと言っていいくらい、マンガには言葉がいっぱい詰まっている。
(
長田弘
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ 日別名言メニュー
→ 今日の名言(テーマ別)
→ 今日の名言(星 座 別)
→ 今日の名言(血液型別)
→ 日別の名言(テーマ別)
→ 日別の名言(星 座 別)
→ 日別の名言(血液型別)
→ トップページ