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今日の
長田弘の名言
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1月19日
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1.
海を見にゆく。
それは、わたしには、
秘密の言葉のように親しい言葉であり、
秘密の行為のように親しい行為だった。
(
長田弘
)
2.
答えをもとめるためではなく、ここにいない人(=死者)へ問いかけるのは、そうすることで、自分をはげます。
自分がはげまされる、ということのためです。
(
長田弘
)
3.
ストーリーをつくるのは言葉です。
そのことをよくよく表しているのがマンガで、マンガは絵だとおもわれているけれど、違いますよね。
言葉がなかったらマンガはマンガにならないと言っていいくらい、マンガには言葉がいっぱい詰まっている。
(
長田弘
)
4.
わたしが本について、(語っているの)ではなく、わたしが本によって語られている。
(
長田弘
)
5.
日々の悦びをつくるのは、所有ではない。
(
長田弘
)
6.
本を閉じて、目を瞑(つむ)る。
おやすみなさい。すると、
暗闇が音のない音楽のようにやってくる。
(
長田弘
)
7.
新しい本を追いかけて読む。
必要な本を探す。
街の(ちいさな)本屋はそうした探索にはむいていない。
択びぬかれたといった本はない。
普通の暮らしにあればいいとされるような本が置いてある。
(
長田弘
)
8.
その生涯がたとえどんなに不幸であっても、よい音楽家というのはみずからなすべきことを「充分になしとげた」人であり、「充分になしとげた」一人の遺(のこ)した音楽はつねに励ましにみちていて、どんなときもひとの生はなお祝福にあたいするという、この世界の密(ひそ)やかな真実をわすれさせない。
(
長田弘
)
9.
日本の伝統芸能で一番重要なものは間合い。
間合いには何もないけれども、せりふとせりふの間の間合いがその人の芸をつくっている。
その何でもないものを言葉によってはっきり意識させるのも言葉だ。
(
長田弘
)
10.
じぶんの生きた時代をひとはもう一つの故郷としてもっている。
(
長田弘
)
11.
二十世紀後半の世界に生じたのは、宣戦布告もなく、終戦すらない、いつ始まって終わったかも不明な「紛争」です。
(
長田弘
)
12.
「考えよ。
語れ。
行え。」
3つの動詞を、じぶんがどれだけ新しく、ゆたかに生きられるかどうか。
(
長田弘
)
13.
読み終えて終わるのでなく、読み終えたところからはじまる、もう一つの読書がある。
そのようなもう一つの読書が、わたしには旅だった
(
長田弘
)
14.
この国(=日本)のはじめた戦争にとってまっさきに明らかだったことが、そもそも戦争に必要なものをこの国は何一つもっていないという簡明な事実です。
(
長田弘
)
15.
板一枚 その下は奈落だ
その板を踏みつづけて 一生だ
役者は それがすべてである
(
長田弘
)
16.
(人生に必要なのは)
なくてはならないものではなかった。
なくていい。そう思い切ることだった。
(
長田弘
)
17.
「蔵書」というのは、ちょうど煉瓦を一つ一つ自分で運んで、積んで、本がもたらす記憶を容れる家を自力でつくってゆくような、自分にとっての日常をつくってゆく、手仕事の一つでした。
そのような「蔵書」力が落ちている。
(
長田弘
)
18.
平凡であることを恐れてはいけない。
わたし(たち)の名誉は、平凡な時代の名誉だ。
(
長田弘
)
19.
新しい知らない言葉というのは、そのほどんどが、ただ新しい名詞ばかりなのだ。
わたしたちが手にもつ言葉のなかで、新しい知らない名詞だけがとんでもなくふえつづけている。
(
長田弘
)
20.
語るべきことをもつ本は、必ず本のほうから語りかけてくると思う。
聴くものに聴こえるだけのひそやかな声で語るのが、本だ。
(
長田弘
)
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