名言ナビ
→ トップページ
今日の
日本の文豪の名言
☆
12月7日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
美は存在の力である。
客観性の保証である。
(
三島由紀夫
)
2.
月の光も雨の音も、恋してこそ初めて新しい色と響(ひびき)を生ずる。
(
永井荷風
)
3.
鏡は自惚(うぬぼ)れの醸造器である如(ごと)く、
同時に自慢の消毒器である。
(
夏目漱石
)
4.
自分のしている事が、自分の目的(エンド)になっていない程苦しい事はない。
(
夏目漱石
)
5.
私はこの自己本位という言葉を自分の手に握ってから大変強くなりました。
彼等何者ぞやと気概が出ました。
(
夏目漱石
)
6.
たいてい勇気ある行動というものは、別の在るものへの怖れから来ているもので、全然恐怖心のない人には、勇気の生まれる余地がなくて、そういう人はただ無茶をやってのけるだけの話です。
(
三島由紀夫
)
7.
愛は堅きものを忌(い)む。
すべての硬性を溶化せずにはやまぬ。
(
夏目漱石
)
8.
好(よ)い笑いは、暖かい冬の陽ざしのようなものだ。
誰でも親しめる。
(
島崎藤村
)
9.
僕は詩人の顔と闘牛師の体とを持ちたい。
(
三島由紀夫
)
10.
想像力の消耗からも、人はその家庭を愛するようになってくる。
(
萩原朔太郎
)
11.
友を得るに急なる勿(なか)れ。
親友は自然に得る者なり。
(
国木田独歩
)
12.
精神だの肉体だのという区別は、
男だけの問題なのであって、
女にとっては、それは一つものなのだ。
だから亭主の純肉体的浮気に、
女房がカンカンになって怒るのももっともであって、
女は女の立場から類推する他はないから、
「体だけの浮気だ」などと亭主がいくら弁解しても、
逃げ口上にしか思えない。
(
三島由紀夫
)
13.
人間はただ眼前の習慣に迷わされて、根本の原理を忘れるものだから気をつけないと駄目だ。
(
夏目漱石
)
14.
十のもので百のたたかいをする力は自分にはない。
けれども十のものを十だけにたたかいきることはできそうだ。
(
山本周五郎
)
15.
結婚の話で顔を赤くするうちが女の花だよ。
(
夏目漱石
)
16.
人間は生よりもかえって死について知っているような気がするから、生きていられるのである。
(
川端康成
)
17.
創作は常に冒険である。
所詮(しょせん)は人力を尽した後、
天命に委(ま)かせるより仕方はない。
(
芥川龍之介
)
18.
(猫というのは)
寝心地がよさそうだと思えば
知らない人の膝でも平気で這上って来る。
こういう身勝手な性質を
私は好まないのだが、
猫好きが猫を讃(ほ)める時には、
よくこの性質をも一緒に讃めている。
(
志賀直哉
)
19.
生きていくには、いやが応でも社会の約束という紋切型を守ってゆかねばならぬ。
足で歩くのが紋切型でいやだといって、逆立ちをして歩けば狂人扱いされるのだ。
(
織田作之助
)
20.
一生涯めくら滅法(めっぽう)に走り続けて、行きつくゴールというものがなく、どこかしらでバッタリ倒れて、それがようやく終わりである。
(
坂口安吾
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ