名言ナビ
→ トップページ
今日の
日本の文豪の名言
☆
9月30日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
青年時代の煩悶(はんもん)は要するに、夢のようなものだね、君。
青年時代の煩悶には、まだいくらも余裕がある。
(
田山花袋
)
2.
人間は間際(まぎわ)で悪党になるものだ。
(
夏目漱石
)
3.
他に才能のない、行く道のない、我が儘(まま)な私にしては、芸術にすがって、どうにかして行くより他に仕方がなかった。
それが、その簡単な理由が、その排水の陣を布いた形が、こうして私を長く文壇に残して置いたと思うと、不思議な気がしてならない。
(
田山花袋
)
4.
酒を傾けて酵母を啜(すす)るに至るべからず。
(
森鴎外
)
5.
君は山を呼び寄せる男だ。
呼び寄せて来ないと怒る男だ。
地団駄(じだんだ)を踏んで口惜(くや)しがる男だ。
そうして山を悪く批判する事だけを考える男だ。
何故(なぜ)山の方へ歩いて行かない。
(
夏目漱石
)
6.
あらゆる文章は形容詞から古くなっていく。
(
三島由紀夫
)
7.
女の顔は男の憎しみがかかればかかる程美しくなる。
(
谷崎潤一郎
)
8.
自分の好きなひとは必ずえらい人物になって、きらいなひとはきっと落ちぶれるものと信じている。
(
夏目漱石
)
9.
人があやまったり詫(わ)びたりするのを、真面目に受けて勘弁するのは正直過ぎる馬鹿と云(い)うんだろう。
あやまるのも仮りにあやまるので、勘弁するのも仮りに勘弁するのだと思ってれば差し支(つか)えない。
(
夏目漱石
)
10.
自然、必然、当然
三つのものの合一する道を歩く確かさ
(
武者小路実篤
)
11.
物は常に変化して行く。
世の中の事は常に変化する。
(
夏目漱石
)
12.
自己を熱望せよ。
(
志賀直哉
)
13.
鈍感な人たちは、
血が流れなければ狼狽しない。
が、血の流れたときは、
悲劇は終わってしまったあとなのである。
(
三島由紀夫
)
14.
どんな花かて、
見る時と場所とで、
胸にしみることがあるもんや。
(
川端康成
)
15.
ゆるすということはむずかしいが、もしゆるすとなったら限度はない、
──ここまではゆるすが、ここから先はゆるせないということがあれば、それは初めからゆるしてはいないのだ。
(
山本周五郎
)
16.
山林に自由存(そん)す。
(
国木田独歩
)
17.
仕事を持っている女は(男もそうだが)、その仕事をしている時が一番美しい。
(
織田作之助
)
18.
幸福というものは受けるべきもので、求めるべき性質のものではない。
求めて得られるものは幸福にあらずして快楽なり。
(
志賀直哉
)
19.
人間の定義を言うと、ほかに何にもない。
ただ入(い)らざることを捏造(ねつぞう)して自ら苦しんでいる者だと言えば、それで充分だ。
(
夏目漱石
)
20.
青年は真面目がいい。
(
夏目漱石
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ