名言ナビ
→ トップページ
今日の
日本の文豪の名言
☆
7月21日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
読書、なかんずく小説を読む喜びは、もうひとつの人生を経験することができる、という点にある。
(
山本周五郎
)
2.
ただ愛するのよ、そうして愛させるのよ。
そうさえすれば幸福になる見込は幾何(いくら)でもあるのよ。
(
夏目漱石
)
3.
恋愛の徴候の一つは彼女に似た顔を発見することに極度に鋭敏になることである。
(
芥川龍之介
)
4.
臭いものの蓋を除(と)れば肥桶(こえだこ)で、美事な形式を剥(は)ぐと大抵は露悪になるのは知れ切っている。
(
夏目漱石
)
5.
飛行機が滑走していて、
地面からはなれられないような時、
まだ詩は生れない。
しかし地面からはなれた時、
詩になる。
(
武者小路実篤
)
6.
少壮時代に心の田地に卸(おろ)された種子は、容易に根を断つことの出来ないものである。
(
森鴎外
)
7.
すべての平和と幸福とは、短い人生の中にあって最も短い。
それはちょうど、秋の日の障子(しょうじ)の日向(ひなた)の上にふと影を落とす鳥かげのようである。
つと来てはつと消え去る。
(
佐藤春夫
)
8.
人生を幸福にするためには、日常の瑣事(さじ)を愛さなければならぬ。
(
芥川龍之介
)
9.
やは肌のあつき血潮にふれも見で
さびしからずや道を説く君
(
与謝野晶子
)
10.
女は只(ただ)一人を相手にする芸当を心得ている。
一人と一人と戦う時、勝つものは必ず女である。
男は必ず負ける。
(
夏目漱石
)
11.
民衆の愚を発見するのは必ずしも誇るに足ることではない。
が、我々自身も亦(また)民衆であることを発見するのはともかくも誇るに足ることである。
(
芥川龍之介
)
12.
清水へ祇園をよぎる桜月夜
こよひ逢ふ人みなうつくしき
(
与謝野晶子
)
13.
どうしたら好(よ)かろうと考えて好い智慧(ちえ)が出ないときは、そんな事は起こる気遣(きづかい)はないと決めるのが一番安心できる近道である。
(
夏目漱石
)
14.
女に於(お)ける嫉妬は愛の高雅な情操によるのでなく、実には猛獣の激情に類するところの、野蛮の本能によるのである。
(
萩原朔太郎
)
15.
人の年老いていくことを、だれか成長と考えるか。
老は成長でもなく退歩でもない。
ただ「変化」である。
(
萩原朔太郎
)
16.
自覚さえすればどんな生活にだって深い意味が出来る。
(
永井荷風
)
17.
特別に女子のためとして作られた書物は、すべて女子を低能児たらしめる劣等の書である。
(
与謝野晶子
)
18.
愛嬌(あいきょう)と云(い)うのはね──自分より強いものを斃(たお)す柔らかい武器だよ。
(
夏目漱石
)
19.
完全に自己を告白することは、何びとにも出来ることではない。
同時にまた、自己を告白せずには如何(いか)なる表現も出来るものではない。
(
芥川龍之介
)
20.
何かに打ち当たるまで行くという事は、学問をする人、教育を受ける人が、生涯の仕事としても、あるいは十年二十年の仕事としても、必要じゃないでしょうか。
(
夏目漱石
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ