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今日の
言葉に関する名言
☆
12月10日
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1.
僕は書物を読む。
書物の言葉は
群衆のように僕のなかに汎濫してゆく。
僕は小説を考える。
小説の人間は
群衆のように僕のなかに汎濫してゆく。
(
原民喜
)
2.
夕陽を眺めて、むだなことばの要らない時間を静かに過ごす。
夏の日には、暮れなずむ景色の遠くに、夕陽を、こころゆくまで眺めたい。
(
長田弘
)
3.
言葉というものは、
使っているうちに手アカがつき、
妙に固定したにおいをたて始める。
そこでその言葉は捨てられ、
あたらしい言葉がとってかわる。
(
梅崎春生
)
4.
紫陽花(あじさい)は額でそれらは言葉なり
(
佐藤文香
)
5.
言葉は体験の肉であり、皮である。
(
寺山修司
)
6.
政治的動物は標語を有する動物である。
標語は政治的な言葉である。
ということは、
それはつねに或る意図を含んだ政策的な言葉であり、
その意図を正確に観て取ることが大切だということである。
(
三木清
)
7.
身体的な暴力は加害者が罰せられて当然なのに、
言葉の暴力は「気にするな」と被害者が言われるのはおかしい。
(
アルテイシア
)
8.
生きると同時に、
生きることに疑いをもつことは、
人間に課せられた
最初にして最後のながい原罰だ。
詩人は「常に、酔うてあれ」というが、
それは刑罰の苦しさを知っている人間の言葉だ。
(
金子光晴
)
9.
普通の人が批評という言葉を聞くと、
それはあの本はいい、あの本はダメだ、
という評価のこととしか思わない。
しかし少し真剣な実作者の側から見れば、
批評とは
方法に対して意識的な文学への接近の経路のことだ。
(
池澤夏樹
)
10.
人間の記憶は「脆い」。
それゆえに
他者の言葉やさまざまな記録の支えを求め、
それを自分の体験であるかのように取り込んでいく。
(
高木光太郎
)
11.
「勇気をもらった」「元気をもらった」という感謝・感動の言葉。
「勇気を届けたい」「元気を届けたい」という応援・励ましの言葉。
耳には心地よくても、
あまりにも定番化した言葉は、かえって、
自分の言葉で気持ちを表現できない底の浅い人物という印象を聞く人に与える。
(
七瀬音弥
)
12.
じっさいにはないものでも、
ひとはこころのなかでいろいろにおもいえがくことができる。
それができるのは、
ことばがあるから。
詩のなかでは、
どんなくうそうをしてもいい。
くうそうはうそとはちがう。
(
谷川俊太郎
)
13.
人間的距離は視覚じゃなくて触覚ですね、もとを辿れば。
「耳を澄ます」という言葉があるけれども、体が澄んでくるということがたいへん重要なんだというわけです。
そうじゃないと、相手のことがわからない。
(
中井久夫
)
14.
言葉は女性的で、
行動は男性的である。
(
バルタザール・グラシアン
)
15.
多くの社会──特に、政治権力に対するコントロールについて大きな関心をもつ現代の民主主義社会──では、
「法律」のことばの意味をできるかぎり明確にすることに
大きな努力が払われてきた。
(
川島武宜
)
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