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今日の
言葉に関する名言
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4月10日
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1.
もし鳥や魚が人語を解し、
包丁を見て「痛いよ」とか「助けて下さい」とか叫んだら、
人間はそれに動かされるか、無視するか。
鳥や魚にその力を与えなかったのは
神の慈悲か悪意か。
(
山田風太郎
)
2.
言葉が負わせた傷は、
暴力が負わせた傷よりもひどい。
(
モロッコのことわざ・格言
)
3.
葡萄(ぶどう)食ふ一語一語の如(ごと)くにて
(
中村草田男
)
4.
作家がコトバでヘリクツをこねると、それが不可解であればあるほど有難がられるということもあって、しばしばたいそうな議論が起るのですけれど、ちょっと時間がたつか、その作家が死ぬかするとたちまち忘れられてしまうというのが現代です。
(
開高健
)
5.
相手と意見が食い違う時は、
敵意をむき出しにしないで、
相手を敬愛している気持ちを、
表情にも行動にも言葉にも表すよう、
努めることだ。
(
ポール・ダグラス
)
6.
聞き置くと云(い)ふ言葉あり菊膾(きくなます)
(
中村汀女
)
7.
戦争というのは、
言葉と戦車、二つの要素からなっている。
銃弾だけで行われる戦争というのはほとんどないですよ。
ヴェトナムの戦争でさえ
言葉は「アジアの平和」とか何とか言っていたわけだから……。
(
加藤周一
)
8.
人間的距離は視覚じゃなくて触覚ですね、もとを辿れば。
「耳を澄ます」という言葉があるけれども、体が澄んでくるということがたいへん重要なんだというわけです。
そうじゃないと、相手のことがわからない。
(
中井久夫
)
9.
おしゃれしてくれてありがとう、
とは、ニクイ台詞だ。
深い関係になった男女の、
それもこの関係が、まだはじまったばかりの時期にしか使えない。
(
塩野七生
)
10.
この世をふかく、ゆたかに生きたい。
そんな望みをもつ(平凡な)人になりかわって、
才覚に恵まれた人が
鮮やかな文や鋭いことばを駆使して、
ほんとうの現実を開示してみせる。
それが文学のはたらきである。
(
荒川洋治
)
11.
ほんとうに悲しいときは
言葉にできないぐらい悲しいといいます。
ですから、小説の中で「悲しい」と書いてしまうと、
ほんとうの悲しみは描ききれない。
言葉が壁になって、
その先に心をはばたかせることができなくなるのです。
それはほんとうに悲しくないことなのです。
(
小川洋子
)
12.
人間は、
一つの言葉、一つ名の記録のために、
さすらいをつづけてゆく動物である。
(
寺山修司
)
13.
(句が)面白くなつたのはいいが、
言葉が先走つてはいけない。
心が優遊せずに言葉だけが優遊してはいけないといふことだ。
(
山口誓子
)
14.
牛は角によって捕らえられ、
人は言葉によって縛られる。
(
古代ローマのことわざ・格言
)
15.
政治家の語り口なんてそんなもんだと
言っていられるときはまだよかった。
政治家は言葉に厳しいねと、
畏れることのできる時代はもっとよかった。
怖いのは、
政治家が言葉を損ねたことが世に蔓延して、
私たち自身が言葉を信じなくなってきていることである。
(
鷲田清一
)
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