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今日の
言葉に関する名言
☆ ３月１６日 ☆
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1.
（川柳では）どんな心を詠むときも、
「やさしい言葉で、深く」がモットーです。
平明にして深く、です。
ですから難しい。
（ 時実新子 ）
2.
産声、それは最初の言葉だ。
呼びかける言葉、
最も切実な、愛をもとめる最初の言葉だ。
（ 谷川俊太郎 ）
3.
もっと現実に近づけていえば、
言葉はそれを発した人間を社会化する。
社会にたいする、その人間の肉体=意識のありようを、
言葉がただちに決定して、
その言葉を発した人間は、
もう社会と無関係ではありえなくなるのである。
（ 大江健三郎 ）
4.
芝居では、人々は桜の園が競売に付されるのを待ち望み、雪のような花々を懐かしむ言葉に出会うことになる。
僕としては、それが売り物になる前に自分の桜の園を歌いたいものだ。
（ フィリップ・ドルレム ）
5.
企業競争の社会で、
小資本をいじめぬく大資本は、
自己の行動を正当化するのに、
自然淘汰などという言葉のかげにかくれようとする。
（ なだいなだ ）
6.
作家がコトバでヘリクツをこねると、それが不可解であればあるほど有難がられるということもあって、しばしばたいそうな議論が起るのですけれど、ちょっと時間がたつか、その作家が死ぬかするとたちまち忘れられてしまうというのが現代です。
（ 開高健 ）
7.
言葉がなければ、
文字と書物がなければ、
どんな歴史も存在しないし、
人類の概念も存在しない。
そして誰かが、
小さな空間に、
一軒の家とか一つの部屋に
人間精神の歴史を閉じ込めて所蔵しようと試みるとき、
書物という形式を選ぶことによってのみ
それに成功することができる。
（ ヘルマン・ヘッセ ）
8.
どんな言葉も、
話し手の魂が納められている寺院である。
（ オリバー・ウェンデル・ホームズ ）
9.
文字の氾濫する水面の中から
読者の注意力は
きわめて濃縮された意味を表わす微細な部分を、
言葉の配置を、比喩を、
構文上の関係を、
論理の道筋を、
語彙の特殊性を
識別するんです。
（ イタロ・カルヴィーノ ）
10.
人はどこへ行っても、
弱い思想に強い言葉の外套を着せるのが好きだ。
（ パウル・フォン・ハイゼ ）
11.
世間はよく成功者を手放しで尊敬してしまうが、
成功者の言ならなんでもかでも、金科玉条のようにあがめるのはおかしい。
（ 山内溥 ）
12.
哲学者は言葉を話すが、
そのことが哲学者における弱さ、
しかも説明し難い弱さとなる。
つまり、彼は黙るべきであり、
沈黙したまま合致し、
そして〈存在〉のうちで、
そこにすでに出来上っている哲学にたどりつくべきなのだ。
（ モーリス・メルロ＝ポンティ ）
13.
「〈人間〉対〈機械〉」の問題は、
その大半において、
「〈労働者〉対〈機械〉」という言葉で表現するほうがより正確である。
（ カレル・チャペック ）
14.
自分を低めることばを使うのは、
自分が床(ゆか)しい、心ある人間であることを
伝えたいためである。
自分のことをへり下って言うのは、
相手に対する敬意がないとは言えないが、
自分をまもるところがある
ということは見落としてはならぬ。
（ 外山滋比古 ）
15.
「おかえりなさい」という家族の言葉には、
帰宅した人が外で受けてきた邪悪なエネルギーを祓(はら)う力がある。
（ 江原啓之 ）
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