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今日の
読書・本に関する名言
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4月21日
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1.
詩の言葉は、意味をあらわす言葉なのではない。
そうではなくて、いいあらわすことのできない意味をちゃんと手わたすための言葉が、詩の言葉だ。
詩の言葉がおかれるのは、いいあらわしえぬ意味がそこにある、その場所なのだ。
(
長田弘
)
2.
本を読むことには、何か辛いものがある。
よい本はよい本なりに、悪本は悪本なりに。
多分、言葉の毒に中毒するのだろう。
いや、言葉だけではなく、絵や写真にも毒はあり、それにも(自分という)存在の一番深いところを刺し貫かれることがある。
(
車谷長吉
)
3.
尊敬する先輩たちの書かれた本は読んでも身につかず、飯を食ったり、雑談として聞かされた話ばかりが記憶に残っている。
こういう知識を耳学問といって、何となく馬鹿にする感じがある。
しかし、仏教には「面授」という言葉があって、肉声を聞くことは大事にされてきた。
(
五木寛之
)
4.
紙の本と電子書籍の違いは実在と非実在のそれに近いかもしれない。
読むか読まないかは別にして紙の本はその存在自体が蔵書になりえるし、愛着の対象になりえる。
しかし、電子書籍は読みたいときにのみ作品、あるいはデータとして存在するに過ぎない。
(
志茂田景樹
)
5.
思わずドキッとした文章に出会うと、それはずっと自分の生き方に残る。
(
金八先生
)
6.
読書は量ではなく、役に立つように読むことが問題である。
(
犬儒学派のディオゲネス
)
7.
小説と云(い)うものは、本来、女子供の読むもので、いわゆる利口な大人が目の色を変えて読み、しかもその読後感を卓を叩いて論じ合うと云うような性質のものではないのであります。
(
太宰治
)
8.
武術に練達していなければ、絶対に胆(きも)がすわらない。
万巻の書を読んだだけでは駄目だ。
(
太宰治
)
9.
人の一生は長い旅行だ。
書物や人間や国々を通ってゆく長い旅だ。
(
アンドレ・ジッド
)
10.
経書(けいしょ)を読むの第一義は、聖賢に阿(おもね)らぬこと要(かなめ)なり。
若(も)し少しにても阿る所あれば、道明(あきら)かならず、学ぶとも益なくして害あり。
(
吉田松陰
)
11.
どうして本を読むのか。
それは、物事を「相対的」に見るために必要だから。
読書によって、自分を客観視する脳が鍛えられる。
さまざまな事例やさまざまな人の心を読書によって感じとれるようになり、意識的か無意識的かは別にして、自分と照らし合わせることができるようになる。
だから、大切なんです。
(
斎藤茂太
)
12.
ぼく じが よめるんだけど、おかあさんに よんでもらうの だあーいすき。
( 5歳の子供の言葉 )
13.
物語の基本的要素は「謎」である。
逆に言うなら、謎の提起とその解明、これこそが物語の正体なのだ。
(
井上ひさし
)
14.
たのしみは人も訪い来ず事もなく
心を入れて書を見る時
(
橘曙覧
)
15.
(本を)読まなくても死にやしません。
ですが、年間7万冊も出版されていることを思えば、本を読む意味はどこかにあるはず。
(
綿矢りさ
)
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