1. 長い人生を営々と歩んできて、その果てに老耄(ろうもう)が待ち受けているとしたら、人間は何のために生きたことになるのだろう。
2. 長い一日の終わりに良い本が待ち受けているとわかっているだけで、人はその日をより幸せに過ごすことができる。
3. 待ち受けた夜明けは、何もそう遠いところから白んで来るでもなく、自分の直(す)ぐ足許(あしもと)から開けて行きそうに見えた。
4. 愛の心は薄氷のきらめきを持つが、同時に、一歩踏み誤ると、凍りつくような深い水底が待ち受けている。
5. 本当に進むべき道を選ぶには、自分のひらめきだけが頼りです。理性が教えてくれるのは、道の先に何が待ち受けているかだけです。本当に自分を賭けることができるかどうかは、教えてくれません。