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今日の
長田弘の名言
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9月20日
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1.
たとえ誤りにみちていても、
世界は正解でできているのでなく、
競争でできているのでもなく、
こころを持ちこたえさせてゆくものは、
むしろ、躊躇(ちゅうちょ)や逡巡(しゅんじゅん)のなかにあるのでないか。
(
長田弘
)
2.
人生という本を、人は胸に抱いている。
一個の人間は一冊の本なのだ。
(
長田弘
)
3.
どんなにおカネをもっていても、おカネで買えないものが、言葉です。
(
長田弘
)
4.
いい年になったらちゃんと本を読み、若いときにちゃんとジョギングをしたほうがずっといい、と思う。
いい年になったらというのは、一人に返される年齢になったら、ということです。
(
長田弘
)
5.
生けるものも死せるものもみな、共にあり。
──ひとをけっして孤独にしないのが、バッハです。
(
長田弘
)
6.
思うまま言葉を走らすことはできない。
いつだって言葉がひとを走らせるのだ。
(
長田弘
)
7.
何もない浜辺で、
何もしない時間を手に、
遠くから走ってくる波を眺める。
そして、何もない浜辺で、
何もしない時間を手に、
波の光がはこぶ海の声を聴く。
眺めることは、聴くことである。
(
長田弘
)
8.
一つの訳詞が伝えるのは
千の情報にまさる感受性の光景の記録ですが、
その詩から手わたされるものは、
他の方法では語ることはできないだろう沈黙です。
(
長田弘
)
9.
毎日のあわただしい時間のすぐそばに、ほんとうは忘れてはいけない「何か」を思いださせてくれる明るい場所があると、気もちがきれいになる。
(
長田弘
)
10.
静けさのなかには、ひとの
語ることのできない意味がある。
言葉をもたないものらが語る言葉がある。
独りでいることができなくてはいけない。
(
長田弘
)
11.
ホンモノじゃないとだめだということに囚われると、ニセモノをホンモノといいたてるイカサマに往々にして囚われるようになる。
(
長田弘
)
12.
人は、ことばを覚えて、幸福を失う。
そして、覚えたことばと
おなじだけの悲しみを知るものになる。
(
長田弘
)
13.
希望で全部を語るかのように、「やればできる」と言い切れば、やればできるようになるというのは、やっぱりそうではない。
やってもできないことがあるということが同時にくっついていないと言葉にはならない。
やってもできないかもしれないけれども、やってみようというのが一番わたしたちにとっての重要なところじゃないか。
(
長田弘
)
14.
日々に必要なものがあれば、
ほかに何もないほうがいいのだ。
(
長田弘
)
15.
この世界は、
ことばでできている。
そのことばは、
憂愁でできている。
(
長田弘
)
16.
タイトルを聴くだけで、その歌が自分のなかに呼び覚ます風景を思い起こす。
その歌に歌われている風景を思いだすのではなく、それぞれがそれぞれに思いだすのは、自分がその歌の向こうに見いだしてきた、自分をささえるものとしての風景です。
(
長田弘
)
17.
子どものきみは、ある日ふと、もう誰からも「遠くへいってはいけないよ」と言われなくなったことに気づく。
そのときだったんだ。
そのとき、きみはもう、ひとりの子どもじゃなくて、一人のおとなになってたんだ。
(
長田弘
)
18.
この国(=日本)のはじめた戦争にとってまっさきに明らかだったことが、そもそも戦争に必要なものをこの国は何一つもっていないという簡明な事実です。
(
長田弘
)
19.
「なぜだろう」という純粋な疑問を、目の前の世界に投げかける。
すると、「あたりまえ」の世界が、くるりと一回転する。
そのあと、じぶんに返ってくる言葉が、詩とよばれる言葉です。
(
長田弘
)
20.
悲しみは窮(きわ)まるほど明るくなる。
秋の空はそのことを教える。
(
長田弘
)
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