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今日の
長田弘の名言
☆
5月22日
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1.
本というのは、本を開いて読めばいい、読まないうちは本を選んだことにならないのだということではないのです。
本は読まなくてもいいのです。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
2.
研がざれば光なしと言うが、感受性もおなじだ。
秘境も絶景もないが、遠くの街の日常を訪ねる旅の時間には、じぶんの感受性を更新できる、不思議な時間が隠れている。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
3.
平和という言葉は一人決めできない、一人じめできない言葉であり、むしろ平和ってどういうことだろう、という問いをふだんに共有してゆくための言葉だろう、というふうにおもうんです。
自明な言葉でも守る言葉でもなくて、それは問いをもってたがいにかかわってはじめて言葉であるような、そうした言葉ですね。
問いを分けあう開かれた関係を本質としてもっているという言葉ということです。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
4.
ありふれた三ツ葉のクローヴァーのなかに、
ないかもしれない四ツ葉のクローヴァーを見つける
無償の行為こそ、
幸運を意味する四ツ葉のクローヴァーという言葉の
情感をもたらしてきた。
葉が四つあるクローヴァーがそこにあれば、
それが四ツ葉のクローヴァーなのではなかった。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
5.
親しい仲にも秘密がある。
ひとの秘密には手をふれてはいけないのだ。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
6.
(読書は)本の言葉を読み取っていこうとする自分と、
その言葉に自分をつき合わせていこうとする、
もう一人の自分との対話です。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
7.
幼いころのことで覚えているのは、あとになってみれば、どれも他愛のないようなことばかりだ。
ありふれたちいさなこと。
なにげない日々のしぐさ。
ふるまい。
感覚の切れっぱし。
そうした幾つかの印象の断片が、おおきくなればなるほどにいっそう確かになり、動かせないものになる。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
8.
戦争は夏一つずつ遠ざかり
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
9.
花瓶や果物を描くのはどういう欲求によるかというときには、
自分の心のさまを描くのではなくて、
自分の前にある自分の生活をつくっている、あるいは人生をつくっている、そのものを描き取ると、
どういうものが自分の中に開けてくるか
ということじゃないかと思うんです。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
10.
1つのものは、1つのものだけでできているのでも、1つの意味だけでできているのでもありません。
いろいろなもの、さまざまなもの、それぞれのものが、つながりあい、むすびあい、まざりあって、1つの物語をつくっています。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
11.
今、目の前にある本は、
たまたま目に前にある本というのにすぎないのが
本の世界であり、
それだけに大事なのは、
自分で本と出会うということであり、
自分で本を探すということであり、
そうして自分で読むということです。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
12.
世界は一冊の本である。
どんなに古い真実も、
つねにいちばん新しい真実でありうる。
それが、一冊の本にほかならないこの世界の
ひそめるいちばん慕(した)わしい秘密だ。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
13.
人が生きるために理由を必要とせず、
ただ口実だけを必要としている時代。
何でもできるが、
何をすべきかわからない。
不まじめと冗談だけが取り柄の時代。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
14.
世界はわたしたちのものではない。
あなたのものでもなければ、他の
誰かのものでもない。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
15.
草の実が語る。樫の木の幹が語る。
曲がってゆく小道が語る。
真昼の影が語る。ジョウビタキが語る。
独りでいることができなくてはいけない。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
16.
とりもどしたいのは、日常の中で本を読むというのはこういうことなのだという、今はともすれば失われがちな実感です。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
17.
自分というのはだれなんだろう。
どうやって「わたし」や「ぼく」は、一人の自分になってきたんだろう。
このいちばん古くて、いつでも新しい問いを、自分のことばで書きとめること。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
18.
何をなすべきかを語る言葉は、
果敢な言葉。
しばしば戦端をひらいてきた言葉です。
何をなすべきでないかを語る言葉は、
留保の言葉。
戦争の終わりにつねにのこされてきた言葉です。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
19.
夕陽はマジシャンだ。
黙って、眺めているだけで、
いつしか気もちの奥まで、
あかあかと明るくされてゆく。
やがて、ありふれた一日が、
すばらしい一日に変わる。
ありふれた出来事が、
すばらしい記憶に変わるのだ。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
20.
詩を書くことは、目の前の日々から思いがけない真髄を抽きだすということ。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
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