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今日の
長田弘の名言
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4月21日
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1.
今日の時間というのは季節を持たない時間、時計が刻む時間です。
近代が作ってきた社会というのは、時計が刻む時間を元にしてきました。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
2.
絵本のような子どもの本から手わたされるのは、その絵本がもっている時間です。
もう一つの時間、アナザー・タイムが、そこにある。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
3.
変わらないものというのは、本当に啄木の言ったとおりなんですね。
「ふるさとの山に向かいて言うことなし」、山は変わらない。
建物も木もみんな変わってしまったけれども、ああ、山は変わらないんだと。
昔の漢詩の時代から、山は自分のふるさとの象徴だと。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
4.
本を読むたのしみは、
いい友人と話すたのしみに似ている。
熱いコーヒーをまえに、
ふと手にした一冊の本をひらく。
すると、そこにおもいがけない友人がいて、
「やあ」と親しく声をかけてくる。
いい物語には、いい時間がある。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
5.
人間は限界を持った存在で、数々の世代が相次いで次々に存続して、限りない存続の輪を作ってきた。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
6.
(人は)風景によって生かされているという歴史を残さないと、そういう残し方を考えていかないと、記録や映像だけでは体験というのは伝わっていかない。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
7.
どれほど時代が変わろうと、
ひとはこの世に、
原初のままに生まれます。
そうして、誰もがこの世でじぶんが最初の人間であるかのように、
大気を息し、声を発して、ことばを覚え、
やがて、みずからじぶんの現在を生きる一人になってゆきます。
育つというのは、
原初から現在への時間を、
ひとが一心に、ふかぶかと生きてゆくということです。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
8.
ひとは子どもから大人になるのではありません。
子どもとしてのじぶんをそこにおいて、ひとは大人というもうひとりのじぶんになってゆきます。
そこにというのは、じぶんのなかにです。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
9.
見ることは、聴くことである。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
10.
歴史があたかも風物詩のようにしか語られなくなることのふしぎさが、この国ではめったに糺(ただ)されることがない。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
11.
記憶は、過去のものではない。
それは、すでに過ぎ去ったもののことでなく、むしろ過ぎ去らなかったもののことだ。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
12.
平和という言葉は一人決めできない、一人じめできない言葉であり、むしろ平和ってどういうことだろう、という問いをふだんに共有してゆくための言葉だろう、というふうにおもうんです。
自明な言葉でも守る言葉でもなくて、それは問いをもってたがいにかかわってはじめて言葉であるような、そうした言葉ですね。
問いを分けあう開かれた関係を本質としてもっているという言葉ということです。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
13.
街歩きというのは、室内から外に出なければいけない。
室内を出るということは、自分の心の外に出るということです。
自分の心の外に出て、外の情景のなかへ自分から入ってゆく。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
14.
考えることが快楽でない人は
考えに考えることをよしと考えない。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
15.
どこへ行こう、何かをしようと思わず、歩く。
道筋を一つ違えて歩くだけで、こんな路地があったのか、こんな大きな樹があったのか、こういう街だったのかと、いままで知らなかった街の表情に出会って、街の慕(した)わしい奥行きが見えてくるのが、街歩きです。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
16.
この本を子どもが読んだらおもしろいだろう、子どものためになるのではないかというような目線で、子どもの本を見るのではなくて、なによりもまず、自分がこの本を読んでおもしろいだろうかという新鮮な眼差しで、子どもの本と付きあうということが、これからもっともっと大切になってくるのではないでしょうか。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
17.
この世の在り方の問題をみずから率直なものにするのが孤独。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
18.
この世に足りないものなんて、何もないのだ。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
19.
古本市をのぞいて、
懐かしい本を見て、おもわず手にとる。
その懐かしさを誘うのは、
その本の言葉より、
しばしばその本のもつ雰囲気だ。
(中略)その一冊の本に、
遠いかつての友人を思い出すこともある。
その友人がずっと昔、
その本を持ち歩いていたのだ。
その本の表情に、
そのときの友人の表情がかさなって見える。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
20.
絵本を読むというのは、絵本のもつ時間の感触が自分のなかにのこってゆくという経験です。
(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
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