名言ナビ
→ トップページ
今日の
日本の文豪の名言
☆
7月13日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
女というものは、いたわられるのは大好きなくせに、顔色を窺(うかが)われるのはきらうものだ。
いつでも、的確に、しかもムンズとばかりにいたわってほしいのである。
(
三島由紀夫
)
2.
結婚するのに精神の勇気を要するならば別れるのにとっては猶更(なおさら)精神の勇気を要する。
(
島崎藤村
)
3.
人間のためと言いましても、自分のすぐ隣にいる人から始めるよりほかに仕方がない。
(
島崎藤村
)
4.
泣いてもらっても、悲しんでもらっても、慰めてもらっても、要するに、その身は独り死ななければならない。
(
田山花袋
)
5.
わが息の虚空(こくう)に散るも嬉しけれ
年の明けたる一日(いちにち)二日(ふつか)
(
与謝野晶子
)
6.
あやまちを犯す人間は、たいてい責任を人になすりつけるものだ。
(
山本周五郎
)
7.
行く水の流(ながれ)、咲く花の凋落、この自然の底に蟠(わだかま)れる抵抗すべからざる力に触れては、人間ほど儚(はかな)い情けないものはない。
(
田山花袋
)
8.
非常に当然な話だけれども、信念というようなものがなくて生きているのは、あんまり意味のないことである。
(
坂口安吾
)
9.
あらゆる文章は形容詞から古くなっていく。
(
三島由紀夫
)
10.
事が旨(うま)く行って、知らん顔をしているのは、心持が好(よ)いが、遣(や)り損なって黙っているのは不愉快で堪(たま)らない。
(
夏目漱石
)
11.
女はどんな正直な女でも、その時心に持っている事を隠して外(ほか)の事を言うのを、男ほど苦にはしない。
(
森鴎外
)
12.
恒産のないものに恒心のなかったのは二千年ばかり昔のことである。
今日では恒産のあるものは寧(むし)ろ恒心のないものらしい。
(
芥川龍之介
)
13.
感化は書物よりも生きた人より受けたものの方がぐっと大きい。
(
田山花袋
)
14.
なにごとにも人にぬきんでようとすることはいい。
けれどもな、人の一生はながいものだ。
一足跳びに山の頂点へあがるのも、一歩、一歩としっかり登ってゆくのも、結局は同じことになるんだ。
(
山本周五郎
)
15.
酒を飲むと、修業の妨げになる。
酒を飲むと、常の修養が乱れる。
酒を飲むと、意思が弱くなる。
酒を飲むと、立身がおぼつかない。
──などと考えてござるなら、お前さんは大したものになれない。
(
吉川英治
)
16.
金は食って行けさえすればいい程度に取り、喜びを自分の仕事の中に求めるようにすべきだ。
(
志賀直哉
)
17.
幸福とは幸福を問題にしないときをいう。
(
芥川龍之介
)
18.
我々に武器を執(と)らしめるものは、いつも敵に対する恐怖である。
しかもしばしば実在しない架空の敵に対する恐怖である。
(
芥川龍之介
)
19.
恋愛は芸術である。
血と肉とを以って作られる最高の芸術である。
(
谷崎潤一郎
)
20.
恋とは尊くあさましく無残なものなり。
(
樋口一葉
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ