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今日の
日本の文豪の名言
☆
4月9日
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1.
阿呆(あほう)はいつも彼以外のものを阿呆であると信じている。
(
芥川龍之介
)
2.
英雄とは、
大志を抱き、
万計(ばんけい)の妙を蔵し、行なって怯(ひる)まず、
時潮(じちょう)におくれず、
宇宙の気宇(きう)、天地の理を体得して、
万民の指揮に臨むものでなければならん。
(
吉川英治
)
3.
凡(およ)そ成功の岐(わか)るる所は
僅(わず)かに一歩の差である。
一歩先んじて進む者は成功し、
後(おく)るる者は不遇を嘆(かこ)つ。
故(ゆえ)に人は常に
機を見るに敏なることを要する。
(
織田作之助
)
4.
精神だの肉体だのという区別は、
男だけの問題なのであって、
女にとっては、それは一つものなのだ。
だから亭主の純肉体的浮気に、
女房がカンカンになって怒るのももっともであって、
女は女の立場から類推する他はないから、
「体だけの浮気だ」などと亭主がいくら弁解しても、
逃げ口上にしか思えない。
(
三島由紀夫
)
5.
凡(すべ)ての創口(きずぐち)を癒合(ゆごう)するものは時日(じじつ)である。
(
夏目漱石
)
6.
人間を一番残酷にするのは
愛されているという自信だよ。
(
三島由紀夫
)
7.
元来何しに世の中へ面(つら)をさらしているんだか、解(げ)しかねるやつさえいる。
しかも、そんな面に限って大きいものだ。
(
夏目漱石
)
8.
全ての場合を通じて、恋愛は忍耐である。
未だかつて、性急者(せっかち)の成功した恋を見たことがない。
(
萩原朔太郎
)
9.
富人(ふじん)が金を得れば、悪業が増長する。
貧人(ひんじん)が金を得れば堕落の梯(はしご)を降って行く。
(
森鴎外
)
10.
どこの国だってほんとうの善人は多くない、はなはだ少ない。
美しい人も多くはない、はなはだ少ない。
しかしいないことはない。
ただそういう人にめったに会うことができないだけだ。
(
武者小路実篤
)
11.
女にはまた、一定数の怖ろしいものがなければならず、蛇とか毛虫と船酔とか怪談とか、そういうものは心底から怖がらねばならぬ。
(
三島由紀夫
)
12.
人生の疲労は年齢には関係ない。
(
坂口安吾
)
13.
馬鹿なものは独身の間は結婚した時のよろこびを空想し、結婚すると独身の時のよろこびを空想する。
(
武者小路実篤
)
14.
若い世代は、代々、その特有な時代病を看板にして次々と登場して来たのだった。
(
三島由紀夫
)
15.
休養は万物の旻天(びんてん)から要求して然るべき権利である。
(
夏目漱石
)
16.
女は只(ただ)一人を相手にする芸当を心得ている。
一人と一人と戦う時、勝つものは必ず女である。
男は必ず負ける。
(
夏目漱石
)
17.
ふまれても
ふまれても
我はおきあがるなり
青空を見て微笑むなり
星は我に光をあたえ給うなり
(
武者小路実篤
)
18.
私たち(夫婦)は久しい間に幾千回の破壊と改造とを自分の恋愛に実行してきたのです。
(
与謝野晶子
)
19.
三十の今日(こんにち)はこう思うている。
──喜びの深きとき憂(うれい)愈(いよいよ)深く、楽しみの大いなる程苦しみも大きい。
これを切り放そうとすると身が持てぬ。
片付けようとすれば世が立たぬ。
(
夏目漱石
)
20.
詭弁はよしたまえ。
つまらんパラドックスは自分で自分を不幸にするようなものだ。
(
永井荷風
)
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