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霧の名言
1.
もし途中で霧か靄(もや)のために懊悩(おうのう)していられる方があるならば、どんな犠牲を払っても、ああここだと掘り当てる所まで行ったら宜(よろ)しかろうと思うのです。
（ 夏目漱石 ）
2.
あまり先のことがわかりすぎても、人間というのは仕事ができん。
五里霧中のほうが仕事ができる。
（ 佐伯勇 ）
3.
人生とは孤独であることだ。
誰も他の人を知らない。
みんなひとりぼっちだ。
自分ひとりで歩かねばならない。
（ ヘルマン・ヘッセ ）
4.
名声は霧、
人気は偶然の出来事。
この世でただ一つ確実なもの、
それは忘却。
（ マーク・トウェイン ）
5.
朝に霧がかかっているからといって、その日が終日曇りになるわけではない。
（ ラヴァーター ）
6.
夢（イメージ）は、その人の道を切り開いてくれるものです。
霧の中に入り込んでしまうことがあっても
自分のイメージを抱き続けているのなら、
どちらに向かうべきなのか直観が働いてくれるはずです。
（ たかの友梨 ）
7.
喜びは単純な自然の中にある。
牧場に立ち込める霧、木の葉に舞う太陽の光、水面をわたる月。
物知り顔の動物や花々、その住みか同様に、雨雲、嵐を呼ぶ雲ですら、喜びをもたらしてくれる。
（ シガード・F・オルソン ）
8.
真理は、霧を消さずに、その中で光る松明(たいまつ)である。
（ エルヴェシウス ）
9.
植物は霧の中でも曇り空の下でも、
太陽を浴びている時と変わらず、
確実に成長する。
（ ウィリアム・チャニング ）
10.
朝霧の濃きにはじまるたのしさや
（ 京極杞陽 ）
11.
過去未来そして現在霧去来(きょらい)
（ 稲畑汀子 ）
12.
見えざれば霧の中では霧を見る
（ 折笠美秋 ）
13.
霧の中をさすらうことの不思議さよ！
生きるということは孤独であるということだ。
どんな人も他人を知らず、
だれもかれも皆ひとりだ。
（ ヘルマン・ヘッセ ）
14.
人間は神にもなれず
さりとて悪魔となりて満足することもできず、
つまり五里霧中に彷徨(ほうこう)する哀れな生物である。
（ 西田幾多郎 ）
15.
頭のいい人は見通しがきくだけに、あらゆる道筋の前途の難関が見渡される。
少なくも自分でそういう気がする。
そのためにややもすると前進する勇気を阻喪(そそう)しやすい。
頭の悪い人は前途に霧がかかっているためにかえって楽観的である。
そうして難関に出会っても存外どうにかしてそれを切り抜けて行く。
どうにも抜けられない難関というのはきわめてまれだからである。
（ 寺田寅彦 ）
16.
富士見せてくれし霧又富士かくす
（ 稲畑汀子 ）
17.
山霧の梢(こずえ)に透る朝日かな
（ 黒柳召波 ）
18.
霧迅(はや)し山は紅葉(もみじ)をいそぎつつ
（ 竹下しづの女 ）
19.
女だって人間なんだ。
汗もかくし、醜くもなるし、便所へも行かなければならないんだ。
いったい、君は何を期待してるんだ。
ばら色の霧の中に飛んでいる金色の蝶々か。
（ レイモンド・チャンドラー ）
20.
霧深い朝は、
曇り空の一日の始まりではない。
（ 西洋のことわざ・格言 ）
21.
マッチ擦(す)るつかのま海に霧ふかし
身捨つるほどの祖国はありや
（ 寺山修司 ）
22.
霧吸うて来し唇を汝に与ふ
（ 有澤榠りん ）
23.
うたた寝の霧の閉ざせば閉ざすまま
（ 大野林火 ）
24.
ふるさとの味する霧にまた噎(むせ)ぶ
（ 澁谷道 ）
25.
すつくと百合(ゆり)霧に育ちて山の子よ
（ 秋元不死男 ）
26.
愛は花冠に宿る霧の滴のごとく、
清純な魂の奥底に宿る。
（ ラムネー ）
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