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1−100
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101−114
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101.
子供が生れる。
こんなまっ暗な世界に。
おふくろの腹の中のほうがまだしも明るいのに。
なんだって好きこのんで、もっと暗いところへ出て来ようとするんだろう、馬鹿々々しい。
僕にはてんでわからない。
(
三島由紀夫
)
(
Mishima Yukio
)
102.
笑う人間は、
いつでも正義の側に立っていると信じている。
そのこと位、
莫迦(ばか)げた自信はないのではなかろうか?
……
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(
寺山修司
)
(
Terayama Shuuji
)
103.
一瞬のきらめきに、一生振り回される、ばかばかしさ。
気まぐれにふと目覚める以外はのっぺりと昏睡し続ける才能のために、一生のほとんどを白いベッドの横の丸椅子に座って送りたくない。
でもやはりすべて捧げている人の美しさが心を打ち、足が勝手に森の中へと進む。
■
(続き)
倍の早さと明るさで燃えつきてゆくろうそくの火ほど胸を焦がすものはない。
(
綿矢りさ
)
(
Wataya Risa
)
104.
自己犠牲を教える場合の考え方は、
どうせ完全に実行されるわけではないから、
実際の結果はほぼ妥当なものになろう、
というものであるらしい。
しかし、実際のところは、人びとは、
この教訓を学びそこなうか、
単なる公平を要求するときに後ろめたい気持ちになるか、
それとも、ばかばかしいほど極端な自己犠牲をするのである。
……
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(
バートランド・ラッセル
)
(
Bertrand Russell
)
105.
裏話ばかり耳にしていると、
世の中が裏で動いているという感じになってしまう。
すると、まともに努力して生きることがばからしくなる。
といって、自分で裏の生き方をする気もない。
そのあげくは、斜に構えて生き流すということになる。
(
城山三郎
)
(
Shiroyama Saburou
)
106.
視聴率という
ウサン臭いもので計られるバカバカしさ。
一瞬のうちに消えてしまう潔さとはかなさ。
テレビは競馬と似ていなくもないのある。
(
向田邦子
)
(
Mukouda Kuniko
)
107.
いつでも、どこでも、どんなあやまちでもおかし得る素質を
自分の内部に見すえた者だけが、
ばかげたあやまちは繰り返さないですむ力を
きたえることができよう。
……
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(
むのたけじ
)
(
Muno Takeji
)
108.
(ジャーナリズムの語源である)ジャーナルは、
個人にとっては日記、
船乗りにとっては航海日誌、
商人にとっては仕訳帳、
会議では議事録、
要するに経過の記録だ。
なぜ記録するか。
ばかげた過失は
二度とくりかえさないように、
人間の役にたったことは
更に発展させるようにするためだ。
……
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(
むのたけじ
)
(
Muno Takeji
)
109.
一日に一度、もし、夫に
「君はめんこいね」と言われたら、
天にものぼる心地だって。
男の人は、
ばかばかしくて、そんなこと言われるかって、
照れるかも知れないけれど……。
……
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(
三浦綾子
)
(
Miura Ayako
)
110.
「死んじまいたい」と思いつめるそのときの気持には、
嘘も誇張もない。
ぎりぎりいっぱい、
死ぬよりほかにないと思うのだが、
そのときが過ぎてしまうと
気持もいつか変ってゆき、
そんなに思いつめたことがばからしくさえなる。
(
山本周五郎
)
(
Yamamoto Shuugorou
)
111.
コンチクショーと思うようなときも、
あえて唇の端を引いて、
無理にでもニコッと笑ってみる。
そうすると、
さっきまで腹を立てていた自分がバカバカしく思えてきて、
ニコニコ顔が定着する。
顔で笑って心で泣いているうちに、
心まで笑ってくる。
(
斎藤茂太
)
(
Saitou Shigeta
)
112.
いい手本を示そうとする者は、自分の徳に微量の馬鹿げたところを添えなくてはならぬ。
すると人は見習って、同時にその模範を眼下に見下ろす、・・・これが人々の好むところである。
(
ニーチェ
)
(
Nietzsche
)
113.
「考える機械」などと言う言葉は、
近代的な運命論や唯物論の
愚にも付かないたわごとである。
機械は
考えることが出来ぬからこそ
機械なのだ。
(
G・K・チェスタートン
)
(
G. K. Chesterton
)
114.
虚無的な生活というものは、
人間を駄目にする。
第一に、すべてがむなしいのであるから、
生きることに情熱はさらさら感じない。
それどころか、
何もかも馬鹿らしくなってしまうのだ。
すべての存在が、
否定的に思われてくる。
自分の存在すら、
肯定できないのだ。
……
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(
三浦綾子
)
(
Miura Ayako
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