名言ナビ


名言ナビ名言データベース

[ 名言 ]
私は、いまは(学生たちに)責任を感じている。
私のところへ来る人を、ひとりでも堕落させてはならぬと念じている。
私が最後の審判の台に立たされた時、たった一つ、「けれども私は、私と附き合った人をひとりも堕落させませんでした。」と言い切る事が出来たら、どんなに嬉しいだろう。


[ 出典 ]
太宰治[だざい・おさむ]
(明治〜昭和の作家、1909〜1948)
『新郎』

[ 関連名言ツイッター]

[ 関連キーワード ]

[ 全文・続き ]
〈全文〉
学生たちを怒らせなければ、それでよかった。
私は学生たちの話を聞きながら、他の事ばかり考えていた。
あたりさわりの無い短い返辞をして、あいまいに笑っていた。
私の立場ばかりを計算していたのである。
学生たちは私を、はにかみの深い、おひとよしだと思っていたかも知れない。
けれども、このごろは、めっきり私も優しくなって、思う事をそのままきびしく言うようになってしまった。
普通の優しさとは少し違うのである。


私の優しさは、私の全貌(ぜんぼう)を加減せずに学生たちに見せてやる事なのだ。
__ Link __

私は、いまは責任を感じている。
私のところへ来る人を、ひとりでも堕落させてはならぬと念じている。
私が最後の審判の台に立たされた時、たった一つ、「けれども私は、私と附き合った人をひとりも堕落させませんでした。」と言い切る事が出来たら、どんなに嬉しいだろう。
__ Link __

私はこのごろ学生たちには、思い切り苦言を呈する事にしている。
呶鳴(どな)る事もある。
それが私の優しさなのだ。
そんな時には私は、この学生に殺されたっていいと思っている。
__ Link __

殺す学生は永遠の馬鹿である。


[ ランダム名言 ]