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今日の
吉行淳之介の名言
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2月5日
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1.
男にとって、
人生は絶え間のない賭けである。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
2.
善人ほど
イケ図々しく、始末に悪い存在はない。
五十歩百歩にしても、
悪人のエゴイズムのほうが、
やさしさからいって、
善人の無神経より
ぼくは評価する。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
3.
(結婚生活は)
やって見て駄目だったら、
やめればいいじゃないか、
と考えるのは、
男の考え方で、
一度籠(かご)に入れた鳥を出そうとしないのが女である。
なにしろ、結婚は女のビジネスなのだから。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
4.
女には、
男の特質であるものも
自分のなかに取り込まないと、
人間として一人前でないような錯覚がある。
ほんとうは女として
もう十分完成しているものを。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
5.
恋し合ったはじめは、
相手の着物の下に何が隠されているか、
さらには、
その皮膚の下に何が隠されているか、
頭の中にどんな考えが、
躯(からだ)の中にどんな過去が……、
とすこぶる不安定な状態といえる。
そういう未知のヴェールが、
一枚ずつずり落ちてゆき、やがて、
ラッキョウの皮の最後の一枚を剥(は)がすと
パッとなにもなくなるように、
恋もその瞬間に消えてしまう。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
6.
(作家が)唯(ただ)一つ、
ほかの勤め人と比較して有利な点は、
同時に幾つもの会社に就職していることになるわけだから、
そのうちの一、二の会社から馘首(かくしゅ)されても、
または辞職しても、
翌日から路頭に迷うことはない点だけか。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
7.
海についての描写にさんざん苦労したチェーホフが、
どういう表現に行き着いたか。
「海は広かった」
このときの感銘が、
私に抜きがたい影響を与えて、
以来、
装飾物の多すぎる表現、
おどろおどろしい表現、
すべて敬遠である。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
8.
医者ぎらい、というのにも一理あって、
医者に診察されるのが
自我の領域を侵される気分になって厭(いや)だ、
という弁もある。
こういう考え方も、
なかなか個性的でいいものである。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
9.
洒落(しゃれ)ってやっぱり、
エネルギーがいるんだよな。
洒落も老人になると、
うっかり言えないと思ったね。
洒落を言う心の容量、というのかな、
それがないんだよ。
ふわっと行かないで、
ぐっと行っちゃう。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
10.
嘘をついた女の顔には、
やましさは少しもない。
表情で、ウソかマコトか見分けることなどは、
女の嘘については不可能なことだ。
なぜなら、そのときは
嘘はその女性にとって、すでに嘘ではなく、
動かしがたい真実になってしまっているのだから。
(
吉行淳之介
)
(
Yoshiyuki Junnosuke
)
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