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今日の
長田弘の名言
☆
8月30日
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1.
感情は信じられないが
感覚は裏切らないとおもう
(
長田弘
)
2.
一人の感受性のかたちを決定的にするのは、
大仰(おおぎょう)な出来事なんかじゃない。
ありふれた何でもない日々の出来事が、
おもわず語りだすような言葉。
その言葉をどのように聴きとったか、
ということなのだ。
(
長田弘
)
3.
空を見上げる。
──何が、見えるの?
──何も見えない。
ちがう。空を見上げると、
とてもきれいな、ひろがりが見える。
いや、見えるのではない。
感じる。
(
長田弘
)
4.
人びとが生きるのはそれぞれにとっての偉大な日々だ。
それがたとえどんなに馬鹿げた日々であっても、悲しい日々であってもだ。
(
長田弘
)
5.
日常をよく生きることにかけて、ひとは猫に、到底およばない。
「そこにいる」あるいは「ここにいる」ことを、猫のようにさりげなく上手に楽しむ才能は、ひとにはないとおもう。
(
長田弘
)
6.
じぶんの生きた時代をひとはもう一つの故郷としてもっている。
(
長田弘
)
7.
目は見ることをたのしむ。
耳は聴くことをたのしむ。
こころは感じることをたのしむ。
どんな形容詞もなしに。
どんな比喩もいらないんだ。
(
長田弘
)
8.
猫はどの猫もかならず、お気に入りの場所をもっていて、その場所は季節が変わるごとに変わりますが、一度そこときめたら、どんなときもここときめた、そのお気に入りの場所に落ち着いています。
(
長田弘
)
9.
描かれていない色を見るんだ。
聴こえない音楽を聴くんだ。
語られない言葉を読むんだ。
たのしむとは沈黙に聴きいることだ。
木々のうえの日の光り。
鳥の影。
花のまわりの正午の静けさ。
(
長田弘
)
10.
言いあらそっても、はじまらない。
口をつぐんで、済むことでもない。
気にくわない、頭にくる、じゃない。
対立する、好きだきらいだ、そんなじゃない。
相違はただ一つ、もとめる幸福がちがう。
あるいは、幸福の概念がちがう。
(
長田弘
)
11.
言葉は表現ではないのだ。
そのひとの認識や感受の表現が、言葉なのではない。
言葉はそのひとの認識や感受のしかたなのだ。
(
長田弘
)
12.
木立の上に、
空があればいい。
大きな川の上に、
風の影があればいい。
花と鳥と、光差す時間、
そして、おいしい水があれば。
僅(わず)かなもの、ささやかなものだ、
人の生きる権利というものは。
(
長田弘
)
13.
日の光は、まほうの光。
落ち葉だって、宝石にしてしまう。
(
長田弘
)
14.
孤独というのは、一人であることではない。
じぶんでじぶんを楽しませることができない。
それを孤独というのだ。
(
長田弘
)
15.
この本を子どもが読んだらおもしろいだろう、子どものためになるのではないかというような目線で、子どもの本を見るのではなくて、なによりもまず、自分がこの本を読んでおもしろいだろうかという新鮮な眼差しで、子どもの本と付きあうということが、これからもっともっと大切になってくるのではないでしょうか。
(
長田弘
)
16.
あざやかな毎日こそ、わたしたちの価値だ。
(
長田弘
)
17.
匂いを嗅ぐように考えること。
(
長田弘
)
18.
(このさかしまな世では、)
正反対のところにしか、真実がない。
どんな賢明さも、ただ愚鈍にしか見えない。
冗談は悲しく、悲しみは冗談にすぎない。
(
長田弘
)
19.
戸外へ出かけていって、風景をじっと見つめることを覚える。
そして、じぶんがこの世界の一部であるということをまなんでゆく。
(
長田弘
)
20.
何を書くかあらかじめ知って、書いたことがない。
じぶんが惹きつけられる何かがそこにある。
その何かを見つけるために、じぶん自身がそれを知りたいために書く。
(
長田弘
)
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